子どもの習い事で家計が苦しい!6つの見直し方法を現役FPが解説のサムネイル画像
・子どもの習い事費用で家計が圧迫されて苦しい…
・子どもの「やりたい!」を純粋に応援できるようになりたい

などとお悩みではありませんか?

本記事では、子どもの習い事で家計が苦しい実態、習い事の費用を見直す6つの方法を紹介します。家計への影響についてアンケート調査も紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

なお、効率よく節約をして子どもの習い事を応援したいなら、マネーキャリアのFP相談で家計の見直しをするのがおすすめです。


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<結論>

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この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

子どもの習い事で家計が苦しい!その実態とは?

子どもの習い事で家計が苦しくなる、その実態を紹介します。

習い事にかかる費用は、単なる月謝にとどまりません。スポーツ系では試合や遠征の参加費、芸術系では発表会や展示会の費用など、想定外の支出が積み重なることも多いです。 

さらに、兄弟それぞれに習い事をさせると、費用が一気に増加し家計への負担はさらに大きくなります。子どもの成長を応援したいという親の思いと、現実的な家計とのバランスをどう取るかは、多くの家庭にとって大きな課題となっています。

毎月の習い事の平均費用は約1万6,000円以上

2024年2月に実施されたベネッセの「小学生の習い事調査」によると、有料の習い事をしている小学生は全体の70%、そのうち54.7%が複数の習い事をしています。 


そのうち半数以上にあたる54.7%が複数の習い事を掛け持ちしていることが明らかになりました。


月あたりの習い事費用は平均1万6,676円で、2021年6月時点の1万4,471円と比較すると約2,000円の増加が見られます。


こうした上昇傾向は、習い事の分野においても物価高騰の波が押し寄せている現状を映し出しています。


子どもの習い事に関するより詳しい情報は、下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。  

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毎月数万円以上かかることも!子供の習い事のお金はどれくらい?

子どもの習い事では、「水泳」(31%)や「英会話」(21%)が特に人気を集めています。これらは基礎体力や語学力を育てる目的で始める家庭が多い傾向にあります。


ただし、子どもの成長に伴い習い事の内容は変化し、高校生になると学習塾が中心になります。文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、高校生の年間塾費用は、公立で約12万円、私立では約17万円にのぼります。

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兄弟がいると家計の負担はさらに倍になる

小学生1人あたりの習い事費用は月額平均約1万7,000円ですが、兄弟姉妹がいる家庭では単純に人数分の負担が増えるため、家計への影響は深刻さを増します。


▼習い事費用シミュレーション

子どもの人数月額年額
1人1万7,000円20万4,000円
2人3万4,000円40万8,000円
3人5万1,000円61万2,000円
このシミュレーションが示すように、子どもが3人いる家庭では年間60万円超の習い事関連支出が発生する計算になります。

これは家計における教育費の大きな部分を占めることになり、他の支出項目や貯蓄計画にも影響を及ぼす可能性があります。

習い事の選択は、子どもの成長機会と家計のバランスを慎重に見極める必要があるでしょう。

遠征費・発表会の費用など月謝以外にもお金がかかる

子どもの習い事は月謝だけでなく、遠征費・発表会の費用もかかります。


▼子どもの習い事にかかる費用例

習い事の例費用
水泳水着・ゴーグル・キャップ:水着1着5,000円~1万円
スクール月謝・個別レッスン代:月5,000円~1万5,000円
遠征費・合宿費:年間数万円~10万円以上
サッカーユニフォーム・スパイク・ボール:年間2万円~5万円
遠征費・合宿費:年間10万円以上
クラブチームの月謝:1万円~2万円
その他、大会・リーグ戦の参加費
フィギュアスケートスケート靴・衣装:靴10万円以上、衣装数万円
リンク使用料:1回2,000円~5,000円
コーチ代:月3万円以上
その他、大会エントリー費・遠征費
ピアノ楽器代・メンテナンス費:ピアノ本体数十万円~100万円以上
調律費:年1万円~2万円
発表会の参加費:1回1万円~5万円
レッスン代:月8,000円~2万円
楽譜・教材費:年間数千円~1万円
表からわかるように、競技用具や楽器の購入、施設利用料、大会参加費、発表会費用など、月謝以外の支出が積み重なります。

特にフィギュアスケートやピアノなど専門性の高い習い事では、初期投資や維持費が高額になる傾向があります。

習い事を始める際は、月謝だけでなくこうした周辺費用も含めた総額を把握し、長期的な家計への影響を見極めることが重要です。

特に子どもが2人以上いるご家庭は、「習い事の費用が家計を圧迫して苦しい…」と感じていることも多いようです。


子どもの「やりたい!」を応援するためにも、お金のプロであるFPに家計のやりくりについて相談しましょう。


実際にマネーキャリアのFP相談を活用して家計改善をした方からは「無駄な支出を徹底的に削減したおかげで、月謝の支払いが楽になった」という声が多く寄せられています。ぜひご利用ください。


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習い事で家計が苦しいときは無料FP相談で家計全体の見直しをしよう!

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家計改善の専門家であるFPのアドバイスにより、「絶対に減らせない!」と思ってしまいがちな保険料などの固定費も見直すことが可能。


プロならではの客観的な視点で自分ではなかなか気づけない家計のムダを徹底的に削減でき、習い事費用の支払いが楽になります。

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子どもの習い事費用に関するポイントは?現役FPに聞いてみた【座談会】

子どもの成長や将来を考えて、習い事に力を入れるご家庭はとても多いです。


しかし、その費用が家計に与える影響や、続け方の工夫をしないまま続けてしまうと、気づかないうちに負担が大きくなってしまうこともあります。


今回は、ファイナンシャルプランナー(FP)の加藤さんと池元さんに、実際の相談事例を交えながら、習い事費用で気を付けたいポイントと続けるための工夫について話を伺いました。

※左側:加藤FP、右側:池元FP

費用対効果を高める方法を考える

——まず、習い事費用で気を付けるべき点として多いのはどんなケースでしょうか?


加藤FP:よくあるのは、子どもの希望や親の思いで始めた習い事を、費用のことをあまり意識せずに続けてしまうケースです。特に複数やらせているご家庭では、月謝や年会費が積み重なって年間でかなりの金額になることもあります。


池元FP:そうですね。例えば水泳と英語教室、ピアノを合わせて月3〜4万円。最初は問題なかったのに、兄弟が増えたり進級で費用が上がって、家計を圧迫するようになったという相談は多いです。


加藤FP:また、教室を比較せずに「紹介されたから」「周りも通っているから」という理由で申し込むケースも多い印象です。内容や費用をしっかり見比べていれば、もう少し負担を抑えられたかもしれないという例はよくありますね。


池元FP:そういうとき、たとえば頻度を週2から週1に調整したり、近場の教室に変えるだけでも費用は大きく変わります。続けることを前提にしても、工夫で家計の負担は軽くできます。


加藤FP:習い事費用は固定費ではなく調整できる支出としてとらえると、家計全体のコントロールもしやすくなります。

一度決めた習い事も定期的に継続判断を話し合う

——続いて、習い事を始めた後の“続け方”についても教えてください。


加藤FP:一度始めた習い事でも、半年〜1年経つと子どもの気持ちや生活の状況が変わっていることがあります。それに気づかないまま続けてしまうご家庭も少なくありません。


池元FP:実際、最初は子どもが楽しんでいたのに、今はあまりやる気がないというケースもありますよね。ご家庭の方針もあると思いますが、こうした気持ちの変化をきっかけに家計を見直すタイミングにするのは有効です。


加藤FP:そうですね。たとえば、費用が高い本格的なスクールを続ける必要があるのかを見直したり、本人が楽しめる趣味程度の教室に切り替えるだけでも、家計の負担は大きく変わります。


池元FP:削るか続けるかという極端な話ではなく、状況に合わせて適正な形に整えるイメージです。費用も気持ちも無理なく続けられる状態をつくるのがポイントです。

習い事は、子どもの成長にとって大切な投資のひとつです。


だからこそやめるのではなく、より良い形で続ける視点が大切です。


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【実際どう?】子どもの習い事と家計の影響についてアンケート調査

子どもの習い事に毎月どのくらいの費用をかけていますか?

子どもの習い事に毎月どのくらいの費用をかけているのか、最も多かったのは「10,000円〜20,000円未満」(36.6%)、次いで「5,000円〜10,000円未満」(28.4%)でした。

習い事にかかる費用で特に負担を感じるのは何ですか?

子どもの習い事費用で、最も負担に感じていたのは「月謝」(38.2%)という結果に。



その他「発表会・大会の参加費」(21.6%)、「道具・教材・衣装などの購入費」(18.9%)、「遠征費・交通費」(12.4%)という声も多く集まりました。 

習い事の費用を見直すために実践したことがあれば教えてください

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方が実践したこととして多かったのは「習い事の数を見直した」(29.5%)「より安いスクール・教室に変更した」(24.1%)でした。

家計に無理なく続けるために習い事の費用を見直す方法6つ

毎月の習い事の費用は手取り月収の5%を目安にする

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方は、毎月の習い事の費用を世帯手取り月収の5%に抑えましょう。


▼世帯手取り月収ごとの習い事費用の目安

月額年額
20万円10,000円12万円
30万円1万5,000円18万円
40万円2万円24万円
50万円2万5,000円30万円
60万円3万円36万円
70万円3万5,000円42万円


子どもが複数人いる場合も目安金額は変わらず、一人当たりに割ける費用は少なくなっていきます。習い事費用を目安内に抑えるためには、優先順位をつけて本当に必要な習い事を選ぶことも大切です。

どれか習い事を辞めないといけない場合は、子どもと話し合いの時間をとりましょう。


なかなか決められない際は、多くの家計改善の相談に乗ってきたFPのアドバイスを聞いてみることもおすすめ。第三者の意見を聞くことで冷静な判断がしやすくなります。

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必要な道具は中古やお下がりを活用する

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方は、必要な道具は中古やお下がりを活用するようにしましょう。


特に習い事を始めたててまだ続くかわからないうちに新品の道具を揃えてしまうのは少々危険。スポーツ系の習い事を始める際は、中古・お下がり品の活用を検討するのがおすすめです。

兄弟割引・家族割引のあるスクールに通う

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方は、兄弟割引・家族割引のあるスクールに通うのがおすすめです。


年度や学期の変わり目などは、新規入会キャンペーンや家族割引を実施するスクールが多くなります。内容によってはスクールの乗り換えを検討するといいでしょう。

低価格で受けられる自治体のサークル・講座などを利用する

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方は、低価格で受けられる自治体のサークル・講座などを利用しましょう。


例えば足立区では下記のようなサークル・講座などがあります。


▼自治体のサークル・講座などの例(足立区)

費用内容
将棋体験220円ボランティアスタッフによる将棋教室
親子フットサル体験1,340円パス・ドリブルなどの基礎からゲームまで一通りの体験ができる
バイオリン教室16,500円計4回、プロのバイオリンニストによるレッスンを受けられる
空手教室5,960円計8回、空手の礼儀作法、柔軟体操など、型の基本などのレッスンが受けられる
クラシックバレエ教室3,560円計4回、クラシックバレエの基礎を学べる


本格的に習う前にお試しでやってみたいときや、たまに通うくらいでちょうどいい習い事は、比較的安価で受けられる上記のような講座を活用するのがおすすめです。
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送迎の必要がないオンラインの習い事に切り替える

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方は、送迎の必要がないオンラインの習い事に切り替えましょう。


例えば下記のような習い事をオンラインに切り替えると月謝を比較的抑えられるほか、送迎にかかる費用も節約できます。

  • 学習塾
  • 英会話スクール
  • ピアノなどの楽器教室
  • プログラミング
  • 動画編集

無料FP相談で家計の見直しをして費用を捻出する

子どもの習い事費用を捻出するのが苦しいと感じている方は、無料FP相談で家計の見直しをするのが効果的です。


日々節約を心がけているご家庭も、家計管理のプロであるFPの視点から見ると案外無駄があります


例えば下記のような費用を見直すと無理なく節約でき、子どもの習い事費用を工面できるようになるでしょう。

  • 保険
  • 住宅ローン
  • 通信費
  • サブスクリプションサービス

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【まとめ】習い事で家計が苦しいときは早めに家計の見直しをしよう

本記事では、子どもの習い事で家計が苦しい実態、家計への影響についてアンケート調査、習い事の費用を見直す6つの方法を紹介しました。


<結論>

子どもの習い事で家計が苦しいなら、マネーキャリアのFP相談で家計を見直しましょう!


これ以上節約できないと思っていても、家計管理のプロの視点から見ると案外無駄が見つかります。効率よく節約ができれば、子どもの「やりたい!」を純粋に応援できるようになります。

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