「
共働きで年収1000万円は損?」
「共働きで年収1000万円の世帯が使える節税制度を知りたい」
と考えている方は多いです。
結論、世帯年収1000万円の共働き家庭は特定の条件下で支払わなければならない税金や保育料が増えるため、損といわれることがあります。
この記事では、世帯年収1000万円の共働き家庭が「損」といわれる理由について具体的に解説します。
また、世帯年収1000万円の共働き世帯が損をしないための節税対策や、その控除額についても解説するので、ぜひ利用してみましょう!
共働きで年収1,000万円になっても逆に損をしてしまうケースはあり、年収が増えたのに手取りが減ったという方は少なくありません。
世帯年収1,000万円の家庭の税金対策や手取りの最大化に関する悩みは、自分一人で解決するのは難しいため、お金に詳しい専門家(FP)に相談するのがおすすめです。
マネーキャリアでは夫婦の最適な収入バランスや、NISAやiDeCoなどを活用し節税しながら資産を増やす方法もアドバイスしてくれるので、ぜひ相談してみましょう。
この記事の監修者
谷川 昌平
フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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共働きの世帯年収1000万円が損といわれる理由
共働き世帯で世帯年収が1000万円に達すると、以下の理由から「損」と感じられることがあります。
これらの原因により収入が増えても手取りが減少し、家計の負担が重くなります。
次に、それぞれの要因について詳しく解説します。
一部の子育て支援に所得制限がある
世帯年収が1000万円を超えると、以下の子育て支援制度で所得制限により支援が受けられなくなる場合があります。
- 高校無償化
- 大学無償化
- 一部の奨学金制度
- 障害児福祉手当
- 特別児童扶養手当
なお、2024年10月から児童手当の所得制限が撤廃され、高校生まで支給対象が拡大されました。
また、自治体によっては独自の支援策を実施している場合もあります。
たとえば、
東京都は2024年度から所得制限を撤廃し、都内在住のすべての高校生を対象に国公立・私立を問わず授業料を実質無償化する方針を示しています。
また、大阪府でも段階的に所得制限を撤廃する動きがあり、2026年度までに全学年での完全無償化を目指しています。
保育料が高い
世帯年収1000万円を超える場合、保育料の負担も大きくなります。
日本の認可保育園では保育料が所得に応じて決定されるため、高所得世帯ほど負担が大きくなります。
たとえば世帯年収1000万円の場合、月額5万円以上の保育料が必要となるケースもあります。
共働きで世帯年収が1,000万円を超えるくらいには稼いでいるのに、ぜんぜんお金が貯まらないんですよね…。
世帯年収が1,000万円を超えると子育て支援を受けられなくなったり、お子様の年齢によっては保育料も高額になってしまいがちです。
そのため、収入は多いのに支出も増えがちで、あまり稼げない場合もあります。
それが原因かもしれません…。
今の年収でもできるだけ損をしないで済む方法や、使える制度を教えてくれるような人がいれば良いんですけど、そういう相談ができる場所はありますか?
家計や節税について相談するなら、やはりFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのが一番ですね。
世帯全体の働き方にあった節税方法や、損をしないで済む方法を知りたい場合、無料で何度でもFPに相談ができるマネーキャリアに相談してみるのがおすすめですよ。
世帯年収1000万円の共働き世帯ができる税金対策
世帯年収1000万円の共働き世帯が税負担を軽減するためには、以下のような対策をおすすめします。
これらの方法を組み合わせることで、税金や社会保険料の負担を軽減し、手取り収入を増やすことが可能です。
それでは、各方法について具体的に解説します。
- 私たちの場合どのくらい節税できる?
- 節税って難しそうでよく分からない
と悩む方は、マネーキャリアのオンライン無料相談サービスに相談してみましょう。
実績豊富な家計のプロ(FP)が、節税した場合の金額をシミュレーションしながら節税対策についてわかりやすく解説し、夫婦の収入バランスの最適化についてもアドバイスいたします。
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生命保険や医療保険などの所得控除
生命保険料控除や医療保険料控除は、年間の支払保険料に応じて所得から一定額を控除できる制度です。
年間支払保険料が80,000円の場合、所得税では最大40,000円、住民税では最大28,000円が控除対象となります。
結果として、税率33%の所得層では約22,440円の節税効果があります。
また、
保険の見直しをすることで現在加入している保険が本当に必要かどうかを確認し、無駄な支出を減らすことも効果的です。
固定費である保険料は、家計に大きな影響を与えます。
保険の選び方次第では、節税と支出削減を両立することが可能です。
住宅ローン控除
住宅ローン控除は、住宅ローンを利用して住宅を取得・新築・増改築した際に、毎年の
住宅ローン残高の0.7%を最大13年間所得税から控除できる制度です。
控除額は、住宅の種類や性能によって異なります。
たとえば長期優良住宅や低炭素住宅の場合、借入限度額は4,500万円で、年間控除額は最大31万円(4,500万円 × 0.7%)となります。
一方、
省エネ基準を満たさない住宅は控除対象外となるため、注意が必要です。
年収1000万円の共働き世帯で住宅を購入する場合、住宅ローン控除を活用することで所得税の負担を大きく減らすことが可能です。
とくに高額な住宅ローンを組む場合、この控除の恩恵はさらに大きくなります。
医療費控除
医療費控除は、
年間の医療費が10万円を超える場合、その超過分を所得から控除できる制度です。
世帯年収1000万円の共働き家庭の場合、控除を受けることで大きな節税効果が期待できます。
たとえば、年間医療費が20万円の場合は10万円を超える部分(10万円)が控除対象となります。
医療費控除の対象となる医療費には治療費だけでなく、通院にかかる交通費や医師の指示による市販薬の購入費も含まれます。
なお、医療費控除は確定申告が必要であり、普段から領収書を保管しておく必要があるので注意しましょう。
ふるさと納税を活用する
ふるさと納税は、自治体に寄付をすることで
所得税と住民税の控除を受けられる制度です。
世帯年収1000万円の共働き世帯では、寄付額の上限が高く設定されるため、制度をフル活用することで実質的な節税効果を得られることが大きな魅力です。
寄付の際には自己負担額として2,000円が必要ですが、寄付額の範囲内で地域の特産品や食品などのお礼品を受け取れるため、家計の補助や生活の充実にもつながります。
夫婦500万円ずつで世帯年収1000万円の場合、概算で
126,000円程度の寄付が控除対象となります。
また、「ワンストップ特例制度」を利用すれば確定申告をせずに控除を受けることが可能です。
近年では自治体が多様な返礼品を用意しているため、自分のライフスタイルやニーズに合った返礼品を選べます。
新NISAやiDeCoの活用
新NISAやiDeCoは、資産形成をしながら大きな節税効果を得られる制度として多くの世帯に活用されています。
新NISAは、非課税で投資運用ができる制度です。
2024年からスタートした新制度では、年間のつみたて投資枠が120万円に増加し、非課税保有期間も無期限に拡大されました。
一方、iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後の資産形成を目的とした年金制度で、掛金が全額所得控除の対象となります。
無料FP相談で具体的なアドバイスをもらう
世帯年収1000万円の共働き世帯では税金や社会保険料の負担が大きく、家計管理も難しい傾向にあります。
そのような場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)の無料相談を活用することで収入や支出、税制優遇を踏まえた最適なプランを立てられます。
FP相談の最大のメリットは、家庭ごとに異なる収支状況や将来の目標に応じた個別のプランを作成してもらえることです。
共働きで世帯年収が1,000万円のケースには当てはまるんですけど、結局どれくらいの節税効果があるんですか?
共働きの場合、双方の勤務先の規模・働き方や加入している保険などの影響もあるので、世帯年収が1,000万円というだけではどれくらい節税できるかは判断が難しいですね…。
やはりお金のプロであるFPに相談して、具体的な節税額を聞いてみるのがおすすめですよ。
やっぱり細かな条件を伝えないと難しいですよね…。
NISAやiDeCoも考えているんですけど、節税の相談をするときに併せて相談しても大丈夫ですか?
もちろん相談して問題ありません!NISAやiDeCoは節税対策にもなりますが、資産運用として考える必要もあります。
そのため、家計や節税だけでなく、資産運用にも詳しいFPがそろっているマネーキャリアの無料相談を利用するのがおすすめです。
1人で1000万円稼ぐよりも2人で稼いだ方が得?手取りから考える収入バランス
世帯年収1000万円を1人で稼ぐ場合と、夫婦2人で分担して稼ぐ場合では、手取り金額に大きな差が生じます。
以下に、夫婦それぞれの年収バランスによる家計全体の手取り額の概算を示します。
夫の年収 | 妻の年収 | 手取り合計額(概算) |
---|
1000万円 | 0円 | 約727万円 |
800万円 | 200万円 | 約754万円 |
700万円 | 300万円 | 約766万円 |
600万円 | 400万円 | 約775万円 |
500万円 | 500万円 | 約780万円 |
このように世帯年収が同じ1000万円でも、収入を夫婦で分散することで手取り額が増加する傾向があります。
その理由は、収入を分散させることで各人の課税所得が低くなり、結果的に税負担が軽減されるためです。
夫が単独で年収1000万円を稼ぐ場合、所得税率は33%が適用されます。
一方で夫婦それぞれが年収500万円ずつ稼ぐ場合、各人の所得税率は20%となり、全体の税負担が軽減されます。
このように、収入のバランスを工夫すれば世帯全体の手取り額を増やせます。
現在の世帯年収で損をしていないかどうかや、家計全体の無駄を減らせないかと考えている方は実績豊富な家計のプロ(FP)に相談するのがおすすめです。
マネーキャリアは100,000件以上の相談実績があり、その上で相談満足度が98.6%と高評価なため、信頼できる無料相談窓口として利用する方が増えています。
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世帯年収1000万円の共働き世帯のよくある質問
ここでは、世帯年収1000万円の共働き世帯によくある疑問を紹介します。
以下では、それぞれの疑問に対して具体的に解説します。
世帯年収1000万円の理想的な月々の貯金額は?
世帯年収1000万円の家庭では、理想的な月々の貯金額は
収入の約20%とされています。
年間で240万円、月々では20万円程度を貯金するのが望ましいでしょう。
ただし、この数字はあくまで理想とする基準であり、家庭ごとの状況やライフプランに応じて柔軟に調整することが重要です。
無理に高い目標を設定してしまうと家計が圧迫され、生活が苦しくなる可能性があります。
子どもの進学や住宅ローンの支払いが重なる時期は、貯蓄額を一時的に抑え、無理のない範囲で貯金を継続することが求められます。
世帯年収1000万円でも家計のやりくりがきついです、どうすればいいですか?
世帯年収1000万円であっても、家計のやりくりが厳しいと感じる家庭は少なくありません。
子育て世帯や都内在住の家庭では、教育費や住宅費、保育料などの負担が大きく、収入に見合った生活が難しくなる場合があります。
家計を見直す際のポイントは、まず固定費の削減です。
住宅ローンの借り換えや保険料の見直しをすることで、月々の支出を大幅に削減できる可能性があります。
さらに、食費や娯楽費といった変動費の見直しも効果的です。
また、子どもの習い事や保育料の助成制度など、自治体が提供する支援を活用することで負担を軽減できます。
家計のやりくりが難しいと感じた場合、家計簿アプリやFP相談を活用して支出の透明性を高め、適切な改善策を見つけましょう。
ボーナスの効果的な使い方は?
ボーナスは、家庭の家計改善や将来の資産形成において非常に重要な役割を果たします。
その使い方としては、短期的な支出と長期的な貯蓄をバランスよく組み合わせることがポイントです。
教育資金の積立や、iDeCoやNISAを活用した長期的な資産形成に充てることにより、将来のために資金を効率よく増やせます。
また、住宅ローンの繰り上げ返済や家電の買い替え、旅行や趣味などのために使うことで、家庭の満足度を高めることも可能です。
ボーナスの使い方は、家庭ごとの目標や状況によって異なります。
使い道を計画的に決めることが重要で、無計画に支出してしまうと後悔する場合もあります。
収入と支出のバランスを見極めながら、資産形成をする方法を考えることが大切です。
世帯年収1000万でも損をしないようにする方法とは?
世帯年収1,000万でも、控除を活用した節税をしていかない場合、子育て支援を受けられない影響で損をしてしまう可能性があります。
得に高校や大学の無償化の影響は大きいため、世帯年収が1,000を少し超えたくらいの場合は対策が必須です。
厳選されたFPが多数在籍しており、無料で何度でも相談可能なマネーキャリアを利用すれば、どのような節税が効果的かのアドバイスがもらえます。
節税対策としてNISAやiDeCoを活用した資産運用の相談もできるため、うまく活用して家計の悩みを解決しましょう。

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共働きの世帯年収1000万円が損といわれる理由まとめ
本記事では共働きの世帯年収1,000万円が損と言われる理由と、その対策を詳しく解説しました。
この記事のポイントをまとめると以下の内容になります。
- 共働きで世帯年収1,000万円を超えている場合、子育て支援を受けられず教育費がかさむ可能性がある
- 損をしないためには各種の控除や制度を活用する必要がある
- 夫婦の働き方のバランスを整えたり、家計の見直しも重要
- 具体的な節税額や効果を知りたい場合はお金のプロであるFPに相談するのがおすすめ
年収が増えるとさまざまな支援の対象外になってしまったり、税負担が増加する可能性が高まります。
そのため、節税対策や教育費を含めた家計の見直しが必要です。
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