住宅ローン控除の相談はどこがおすすめ?最大限控除を活用するヒントとは?のサムネイル画像

・住宅ローン控除の相談先がわからない

・住宅ローン控除でいくら現在されるのか知りたい


こんなお悩みをお持ちではありませんか?


住宅ローンを組む際、住宅ローンの残高に応じて所得税が控除される仕組みがあります。


とはいえ「税金の話は難しくてよくわからない」「どこかに相談するにも適切な相談先がわからない」という方も多いのではないでしょうか。


そこで、この記事では「住宅ローン控除と相談先」をトピックに説明していきます。この記事を読むことで費用を最大限抑えて住宅ローンの支払いを進められます。


まずは、住宅ローンの控除に関しておすすめの相談先は下記の通りです。


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住宅ローン相談はどこにすべき?おすすめのFP相談窓口15選【2025年最新】

この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

住宅ローン控除(減税)の相談先を選ぶ際のポイント

住宅ローン控除(減税)の相談先には複数の種類があり、どこを選ぶべきか迷う方は多いです。


そこで、まずはこちらの診断チャートで自分にピッタリな相談先を見つけてみましょう。

住宅ローン控除(減税)の相談先診断チャート

住宅ローン控除だけでなく、家計や将来のことも一緒に考えてくれるFPに任せるのがおすすめです。専門性と中立性のバランスが取れたFP(ファイナンシャルプランナー)なら、住宅ローン控除はもちろん、将来の教育費や老後の備えまで含めたアドバイスがもらえます。


とくに独立系のFPは特定の金融機関に縛られないため、中立的な立場から最適な選択肢を提案してくれる点が強みです。税務署や国税局では制度の正確な情報は得られますが、あなたの個別状況に沿った具体的なアドバイスには限界があります。金融機関では自社商品を勧める傾向があるため、複数の相談先を比較検討するとよいでしょう。


最近は税制改正で控除条件がよく変わるので、最新情報に詳しい相談先を選ぶことが家計を安定させるために大切です。


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おすすめの住宅ローン控除(減税)の相談先5選

住宅ローン控除について相談する際は、専門知識や中立性、費用などのバランスを考慮して相談先を選ぶことが重要です。ここでは、それぞれの特徴を踏まえた5つの相談先を紹介します。

相談先FP
(ファイナンシャルプランナー)
金融機関税理士国税局電話相談センター自治体の税務相談窓口
相談料無料または有料
(初回無料の場合も)
無料5,000円~3万円程度/回
(税理士によって異なる)
無料無料
こんな方に
おすすめ
ライフプラン全体を見直したい方
住宅・教育・老後資金に不安がある方
住宅ローンや資産運用の
アドバイスを受けたい方
複雑な税務処理や
節税対策をしたい方
税金の基本的な内容について
確認したい方
住民税や固定資産税など
地域の税について相談したい方
相談方法対面
オンライン
電話
(FPにより異なる)
店舗窓口
オンライン
対面
電話
オンライン
電話対面
(予約制)
詳細詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら

住宅ローン控除について相談する際は、自分の状況や求めるアドバイスの内容に合わせて、最適な相談先を選びましょう。自分のニーズに合った相談先を見つけてください。

FP(ファイナンシャルプランナー)

住宅ローン控除(減税)の相談先ファイナンシャルプランナーの特徴

住宅ローン控除に関する相談は、家計のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)にも依頼できます。


FPは住宅ローンに関する基本的な知識があり、実績が豊富なFPも数多く在籍しています。


FPの強みは、住宅ローン控除だけでなく、教育費や老後資金なども含めた総合的な視点でアドバイスできる点です。

また、FPは家計やライフプランについても豊富な知識を持っているので、住宅ローンの返済も踏まえた相談者の希望に沿ったライフプラン作成が可能です。


その際に、住宅ローン控除も踏まえた実際の返済負担を踏まえてライフプランを作成してくれるため、実際にどの程度返済が家計の負担になるかがわかります。


ただし、FP相談の中には有料の相談もあります。


初めて相談する際には、オンラインで何回でも無料で相談できるマネーキャリアのような、無料相談サービスを利用がおすすめです。


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FPの特徴

金融機関

住宅ローン控除(減税)の相談先金融機関の特徴

住宅ローンを組む予定の銀行や信用金庫などの金融機関も、住宅ローン控除について相談できる窓口の1つです。金融機関での相談の最大のメリットは無料であることと、住宅ローン商品について専門的な知識を持つスタッフから直接情報を得られる点です。


金融機関では、自社の住宅ローン商品と住宅ローン控除を組み合わせた返済シミュレーションを作成してくれるため、毎月の返済額や控除による節税効果を具体的に把握できます。

【ワンポイントアドバイス】

また、住宅ローン控除を受けるための条件や必要書類についても詳しく教えてくれるでしょう。一方で、金融機関は自社の商品を販売する立場にあるため、アドバイスが偏る可能性があります。他の銀行の商品と比べた情報は、あまり手に入らないかもしれません。


税金に関する専門的な助言は、税理士ほど詳しくない場合もあります。そのため、住宅ローン商品の情報収集を主な目的として利用するのがよいでしょう。

金融機関の特徴

税理士

住宅ローン控除(減税)の相談先税理士の特徴

税理士は税金の専門家であり、住宅ローン控除の仕組みや適用条件について最も詳しいアドバイスが期待できる相談先です。とくに、複雑な確定申告や税金計算が必要な場合には、税理士のサポートが非常に心強いでしょう。


税理士に相談するメリットは、個人の所得状況や家族構成などを考慮したうえで、最適な控除方法を提案してくれる点です。

【ワンポイントアドバイス】

たとえば、共働き夫婦の名義設定や控除を組み合わせた節税法など、専門知識に基づくアドバイスが受けられます。確定申告の代行も依頼できるため、手続きを確実に行いたい方に適しています。


ただし、税理士への相談は有料であり、相談料は5,000円から3万円程度かかることが一般的です。また、税理士によって住宅ローン控除に関する知識や経験に差があるため、不動産税制に詳しい税理士を選ぶことが大切です。


税理士会主催の無料相談会が定期的に行われているので、気軽に利用してみるとよいでしょう。

税理士の特徴

国税局電話相談センター

住宅ローン控除(減税)の相談先国税局電話相談センターの特徴

国税局が運営する電話相談センターは、住宅ローン控除を含む税金に関する質問に無料で回答してくれる公的な窓口です。税務当局から直接情報を得られるため、制度の正確な内容や適用条件について信頼性の高い回答が期待できます。


電話相談センターの最大のメリットは、完全無料で利用できること・匿名でも相談可能な点です。

【ワンポイントアドバイス】

住宅ローン控除の基本的な仕組みや必要書類、申告方法など、制度に関する一般的な質問に適しています。また、最新の税制改正情報も反映された回答が得られるため、制度変更の確認にも役立つでしょう。


一方で、電話での相談となるため、複雑な質問や個別具体的なケースについては十分な回答が得られない場合があります。繁忙期には電話がつながりにくくなることもあるため注意が必要です。


相談時間が限られていることも多く、基本的な制度確認や簡単な質問に利用するのが適切です。個別の状況に応じた詳細なアドバイスが必要な場合は、税理士やFPなど他の専門家への相談も検討しましょう。

国税局電話相談センターの特徴

自治体の税務相談窓口

住宅ローン控除(減税)の相談先自治体の税務相談窓口の特徴

お住まいの市区町村では、定期的に税務相談会を実施している場合があります。自治体の税務相談窓口の大きな特徴は、無料で専門家(多くの場合は税理士)に相談できる点です。専門知識を持った専門家からのアドバイスが無料で受けられるため、コストを抑えながら質の高い相談ができます。


自治体の相談窓口では、住宅ローン控除だけでなく、不動産取得税や固定資産税など地方税に関する情報も得られる点が強みです。また、地域の不動産事情に詳しいため、地域特有の制度や優遇措置についても情報を得られる可能性があります。


さらに、住民税からの控除についても詳しく説明してもらえるでしょう。

【ワンポイントアドバイス現役FPのコメント】

ただし、自治体の税務相談は相談日が限られており、毎月1〜2回程度の開催が一般的です。予約が必要な場合が多く、人気の時間帯はすぐに埋まってしまうこともあります。


相談時間も一人30分程度と限られていることが多いため、質問内容を絞っての相談をおすすめします。事前に質問事項をリストアップし、必要書類があれば用意しておくと、限られた時間でも有益なアドバイスを得られるでしょう。

自治体の税務相談窓口の特徴
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住宅ローン控除(減税)を最大限に活用するためのヒント

住宅ローン控除(減税)を最大限活用するためのヒント

住宅ローン控除は正しく活用することで、長期間にわたり大きな節税効果が得られます。ここでは、住宅ローン控除を最大限に活用するために、以下の6つのポイントを解説します。

  • ローンの借り入れ計画を見直す
  • 繰り上げ返済のタイミングを考慮
  • 共働きの場合の名義設定
  • 控除対象となるリフォームの活用
  • 適切な書類管理と申告
  • 専門家への相談

将来の家計負担を軽くするためにも、6つのポイントをチェックしておきましょう。

ローンの借り入れ計画を見直す

住宅ローン控除の金額は年末時点のローン残高の0.7%が基本となりますが、住宅の種類によって借入限度額が異なります。2025年時点では、長期優良住宅や省エネ基準適合住宅など環境性能の高い住宅ほど借入限度額が高く設定されています。

住宅ローン控除に関する情報を以下の表で、確認しましょう。
住宅の種類借入限度額
(一般世帯)
借入限度額
(子育て世帯・若者夫婦世帯)
控除率/控除期間
認定長期優良住宅
低炭素住宅
4,500万円5,000万円0.7%/13年
ZEH水準省エネ住宅3,500万円4,500万円0.7%/13年
省エネ基準適合住宅3,000万円4,000万円0.7%/13年
省エネ基準を満たさない住宅0円--
中古住宅(認定住宅)3,000万円-0.7%/10年
中古住宅(その他)2,000万円-0.7%/10年

たとえば、長期優良住宅の借入限度額は4,500万円であるのに対し、省エネ基準適合住宅は3,000万円と大きな差があります。同じ借入額でも、住宅の環境性能によって13年間で累計50万円以上の控除額の差が生じる場合があるのです。

【現役FPのコメント】

購入前に詳細なシミュレーションを行うことで、どの程度の控除が受けられるかを把握できます。環境性能の高い住宅は建築コストが高くなる傾向がありますが、控除額を加味すると総合的にはお得になる場合もあります。


また、子育て世帯(19歳未満の子を有する世帯)や若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが40歳未満の世帯)は、借入限度額が優遇されるため、これらの条件に該当する方は積極的に活用しましょう。控除を利用するには返済期間を10年以上にする必要があるため、早い段階から控除を見据えた返済プランを立てることが大切です。

繰り上げ返済のタイミングを考慮

住宅ローン控除は年末のローン残高に応じて算出されるため、繰り上げ返済のタイミングは慎重に検討しましょう。たとえば、年末直前に繰り上げ返済をすると、その年の控除額が減ってしまいます。控除率が0.7%であることを考えると、住宅ローンの金利が0.7%を下回る場合は、控除期間中の繰り上げ返済は実質的に損になる可能性もあります。


最も効率的なのは、控除期間(新築なら13年間)が終了した後に繰り上げ返済を行うことです。どうしても控除期間中に繰り上げ返済をしたい場合は、年始に実施することで、その年の控除額への影響を最小限に抑えられます。

【注意すべきポイント】

繰り上げ返済によって返済期間が10年未満になると、住宅ローン控除自体が受けられなくなるため注意が必要です。


期間短縮型(返済期間を短縮する)ではなく、返済額軽減型(毎月の返済額を減らす)の返済を選ぶことで、問題を回避できます。金利負担の軽減と税金メリットのバランスを考えた賢い返済計画を立てましょう。

共働きの場合の名義設定

共働き夫婦なら、住宅ローンの名義を上手に設定することで、控除額を増やすことが可能です。たとえば、夫婦それぞれがローンを組む「ペアローン」方式を採用すれば、二人とも住宅ローン控除を受けられます。


収入が近い夫婦の場合、二人合わせると単独で借りるよりも控除額が増えます。 ただし、ペアローンを組む際には、夫婦の合計所得金額が2,000万円を超えないことを確認しましょう。上限を超えると控除が受けられなくなるからです。

【注意すべきポイント】

また、夫婦の収入バランスによっては、所得税率の高い配偶者が多めにローンを組むことで、トータルの控除額を増やせます。ペアローン以外にも「連帯債務」という借り方があります。ただし、金融機関によっては控除の適用条件が異なるため、事前に確認が必要です。


さらに、将来的な収入の変化(育児休業や転職など)も想定して、長期的な視点で名義設定を検討することが大切です。

控除対象となるリフォームの活用

住宅ローン控除は新築や中古住宅の購入だけでなく、一定の条件を満たすリフォーム工事でも適用を受けられます。リフォームに関する控除の内容は以下のとおりです。

項目詳細
対象工事耐震改修工事
バリアフリー改修工事
省エネ改修工事
大規模修繕や模様替え(増築・改築)
控除率年末時点の住宅ローン残高の0.7%
控除期間最長10年
借入限度額一般リフォーム:最大 2,000万円
認定住宅(長期優良住宅など):最大 3,000万円

省エネ改修や耐震改修、バリアフリー改修などが対象となります。ただし、工事費が100万円を超え、ローンの返済期間が10年以上必要です。

【現役FPのコメント】

たとえば、築年数が経った家でも、窓を交換やリビングに床暖房を設置する省エネリフォームを行えば、快適さがアップするうえに住宅ローン控除も活用できます。


築年数の経った住宅の価値を高めながら税制メリットも得られる一石二鳥の方法です。リフォームを検討している場合は、「増改築等工事証明書」の取得が必要です。工事前に施工会社に相談し、控除が適用できるか確認しておきましょう。

適切な書類管理と申告

住宅ローン控除を受けるためには、必要書類の管理と適切な申告手続きが不可欠です。控除初年度は確定申告が必須で、多数の書類を準備しなければいけません。


確定申告に必要な書類は以下のとおりです。

  • 住宅ローン年末残高証明書
  • 登記事項証明書
  • 売買契約書または請負契約書のコピー
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 源泉徴収票
  • 本人確認書類

これらの書類をきちんと保管しておかないと、申告できないため注意しましょう。2025年以降の住宅では、省エネ性能に関する証明書類が必要です。不動産会社や住宅メーカーから受け取った書類は、忘れずに整理・保管しておきましょう。

【現役FPのコメント】

また、確定申告の期限は通常2月16日から3月15日までですが、住宅ローン控除に関しては入居した年の翌年から5年以内であれば申告が可能です。


会社員の場合、2年目以降は年末調整で控除を受けられるようになりますが、そのためには「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」を勤務先に提出する必要があります。


年末残高証明書は毎年金融機関から送られてくるので、紛失しないように管理し、年末調整の時期に備えておきましょう。

専門家への相談

住宅ローン控除は制度が複雑で頻繁に変更されるため、最新の情報を持つ専門家に相談することが効果的です。とくに税理士やファイナンシャルプランナー(FP)は、住宅ローン控除に詳しく、個々の状況に応じた適切なアドバイスが可能です。

 

専門家は住宅ローン控除と他の所得控除をどのように組み合わせれば税負担が最も軽減されるかといった複雑な判断をサポートしてくれます。共働き世帯には、ローンの名義の分け方や将来の収入変動への備えについて、専門家の意見が参考になるケースが多いでしょう。

【現役FPのコメント】

専門家への相談料は有料の場合がほとんどですが、数千円から数万円の相談料で何十万円もの節税効果が得られる可能性があります。無料相談サービスを提供しているマネーキャリアを活用するのも効果的です。


マネーキャリアにはFPや住宅ローン診断士が在籍し、各家庭の状況や住宅ローンの条件に最適な専門家を選んで相談できます。制度改正が頻繁に行われる住宅ローン控除は、定期的に専門家のアドバイスを受けることで、最大限のメリットを得られるでしょう。

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住宅ローン相談はどこにすべき?おすすめのFP相談窓口15選【2025年最新】

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住宅ローン控除(減税)に関するよくある間違い事例

住宅ローン控除は節税効果が大きい制度ですが、知識不足から思わぬ落とし穴にはまるケースがあります。ここでは、多くの方が陥りがちな間違い5つを詳しく紹介します。

  • 資格要件に関する落とし穴
  • 金銭的な落とし穴
  • 物件選択の落とし穴
  • 生活変化による落とし穴
  • 制度変更の落とし穴

これらの間違い事例を知っておくことで、控除が受けられなくなるリスクを回避し、確実に節税効果を得られるでしょう。

資格要件に関する落とし穴

資格要件に関する落とし穴

住宅ローン控除を受けるためには、いくつかの厳格な資格要件を満たす必要があります。よくある落とし穴が居住要件・床面積の誤解・所得制限の見落としの違反です。


代表的な事例は、次のとおりです。

  • 購入後6か月以内に入居していない
  • 転勤等で一時的に住まなくなった場合の手続き不備
  • 入居後に賃貸に出してしまう
  • 登記上の床面積と実際の床面積を誤解していた
  • 共有部分を含めた誤った計算していた
  • 合計所得金額3,000万円を超えていた

引き渡しまたは工事完了から6か月以内に入居し、控除対象年の12月31日まで住み続ける必要があります。たとえ転勤などで一時的に住まなくなった場合でも、手続きを怠ると控除を受けられなくなるので注意しましょう。

【見落としがちなポイント】

床面積に関する誤解も多くの方が陥る落とし穴です。住宅ローン控除の対象となるには、原則として床面積が50㎡以上必要です。ただし、合計所得金額が1,000万円以下で2023年末までに建築確認を受けた場合は、40㎡以上50㎡未満でも対象となります。


この場合、登記上の床面積と実際の床面積が異なることがあるため、登記事項証明書での確が重要です。また、マンションなどの共有部分を含めて計算してしまうと、実際には基準を満たしていない場合もあります。


所得制限の見落としも要注意です。2022年の税制改正により、合計所得金額が2,000万円以下という条件が設けられました。年収ではなく所得金額なので、給与所得者であれば年収3,000万円程度が目安となります。また、控除期間中に所得が変動する可能性もあるため、毎年の所得状況に注意が必要です。

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金銭的な落とし穴

金銭面的な落とし穴

住宅ローン控除に関する金銭面の誤解も少なくありません。

まず、控除額について、「年末のローン残高がすべて控除される」と勘違いしている方が少なくありません。 実際には、年末時点のローン残高の0.7%が控除額として適用されます。


たとえば残高が3,000万円だと、控除額は21万円(3,000万円×0.7%)です。 また、控除額には限度があります。もし所得税で控除しきれなければ、翌年の住民税でも控除が可能です。ただし、住民税から控除できる金額には、9万7,500円という上限が設定されています。


住宅ローンが高額でも、所得税・住民税の合計以上の控除は受けられないため、年収が低い方は控除額に限界があることを理解しておきましょう。

【見落としがちなポイント】

繰り上げ返済のタイミングも重要です。12月に繰り上げ返済をすると、その年の年末ローン残高が減少するため控除額も減ってしまいます。一方、1月に繰り上げ返済すれば前年の控除には影響しません。


変動金利を選ぶと、金利が下がると元金返済が進み、年末時点のローン残高と控除額が減少する可能性があるため注意しましょう。控除の恩恵を最大化したいなら、控除期間終了後に繰り上げ返済を行うのがおすすめです。

物件選択の落とし穴

物件選択の落とし穴

住宅の種類によっても住宅ローン控除の適用条件は異なります。

とくに中古住宅を購入する場合は注意が必要です。2024年以降、新築住宅では省エネ基準適合が必須となりましたが「その他の住宅」(省エネ基準非適合)は控除対象外となっています。


ただし、2023年末までに建築確認を受けた住宅や2024年6月末までに建築された住宅については例外的に対象です。購入時期や建築確認日を確認をしましょう。


増改築工事でも住宅ローン控除を受けられますが、条件を満たさないと対象外となります。工事費用が100万円以上であることや、対象となる工事の範囲(大規模修繕や省エネ改修、バリアフリー改修など)への該当が条件です。リフォーム前に工事内容が控除対象となるか確認し「増改築等工事証明書」を確実に取得しましょう。

【見落としがちなポイント】

意外と見落としがちなのが、親族間での住宅の売買に関する制限です。親や兄弟など生計を一にする親族から住宅を購入した場合、原則として住宅ローン控除の対象外となります。


また、親族からの借入金で住宅を購入した場合も控除対象外です。親族間での不正な税金控除を防ぐことが、このルールの目的です。うっかり親族から購入すると、予定していた節税メリットを受けられなくなるため注意しましょう。

生活変化による落とし穴

生活変化による落とし穴

離婚によって住宅の名義や居住者が変わると、住宅ローン控除の継続に影響が出ることがあります。住宅ローンの名義人が居住しなくなった場合、原則として控除は受けられなくなります。離婚時に住宅を取得した配偶者が居住を継続しても、ローンの名義人でなければ控除は引き継げません。


また、転職や退職で所得が大幅に減少すると、所得税額が減るため控除しきれない部分が増えてしまいます。所得税で控除しきれなかった分は住民税から差し引かれますが、上限は9万7,500円までと決まっています。無職になると、控除の恩恵を十分に受けられなくなる場合があるため注意が必要です。

【見落としがちなポイント】

さらに、住み替えの際には注意が必要です。新たな住宅を購入した場合、原則として以前の住宅に対する控除は終了します。


両方の控除を同時に受けることはできないため、住み替えのタイミングは慎重に検討しましょう。

制度変更の落とし穴

制度変更の落とし穴

住宅ローン控除は頻繁に税制改正が行われるため、入居時期によって控除期間や借入限度額が大きく異なります。


2022年の改正では控除率が1.0%から0.7%に引き下げられ、2024年以降は省エネ基準適合が新築住宅の必須要件となりました。また、2024〜2025年入居の場合と2022〜2023年入居の場合では借入限度額にも差があります。

【見落としがちなポイント】

時限的な特例措置の見落としも要注意です。たとえば、子育て世帯や若者夫婦世帯向けの借入限度額優遇措置や、床面積40㎡以上50㎡未満の住宅に対する特例措置は期限付きです。


期限を過ぎると通常の条件に戻るため、購入や入居のタイミングによっては控除額が大幅に減少する可能性があります。制度は常に変化しているため、最新の情報をチェックする習慣を持ちましょう。

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住宅ローン控除以外の減税方法

住宅ローン控除だけでなく、住宅購入に関連して活用できる税制優遇制度は複数あります。

受託ローン以外の主な減税方法は以下のとおりです。

  • 印紙税の軽減措置
  • 登録免許税の軽減措置
  • 不動産取得税の軽減制度
  • 固定資産税・都市計画税の軽減措置
  • 認定住宅によるさらなる税制優遇

まず、契約時から引き渡しまでに適用される印紙税と登録免許税の軽減措置があります。印紙税は契約金額に応じて税率が軽減され、たとえば5,000万円以下の契約なら通常の半額になります。

【現役FPのコメント】

登録免許税も所有権保存や移転登記の際に軽減税率が適用されます。購入後すぐに関係するのが不動産取得税の軽減制度です。新築住宅では床面積に応じて最大1,200万円の控除があり、多くの場合は建物部分の税額がゼロになります。土地部分も一定条件下で大幅に軽減が可能です。


さらに、固定資産税・都市計画税も軽減措置があります。新築住宅の固定資産税は3年間(長期優良住宅は5年間)、税額が半減します。また住宅用地の固定資産税は評価額の1/6に、都市計画税は1/3に軽減されるため、継続的な節税効果が得られますよ。


住宅の性能によっては、長期優良住宅や低炭素住宅など認定を受けることで、さらなる税制優遇が可能です。

住宅ローン控除の相談先に迷ったらおすすめの無料サービス

住宅ローン控除の相談窓口マネーキャリア

住宅ローン控除は制度が複雑で頻繁に変更されるため、専門家のアドバイスを受けると確実に控除を受けられます。税務署や国税局では基本的な制度情報は得られますが、個人の家計状況に合わせた提案は期待できません。


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 <マネーキャリアのおすすめポイントとは?>

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<マネーキャリアの利用料金>

マネーキャリアでは、プロのファイナンシャルプランナーに「無料で」「何度でも」相談できるので、相談開始〜完了まで一切料金は発生しません。

20代女性


住宅ローンのローン形態、借入先、金利タイプがわかりやすかったです!

住宅ローンの他にも投資信託のことまで分かりやすく教えて頂きました。こちらが質問したことにも丁寧に教えてくださり面談して良かったです。

30代女性


住宅ローンを中心としたライフプランの相談もできました!

たまたま見つけて申し込みをしたのですが、親身になって色々と相談に乗って頂きました。無理してローンを組もうとしていたのを思いとどまることができ、とても感謝しています。ありがとうございました!

40代男性


自分に最適な住宅ローンの借入額がわかりました!

住宅ローンの利用にあたり、現在の家計簿見直しを合わせて相談させてもらいました。自分で試算していて不安を覚えた部分が相談により解消でき、モヤモヤがなくなりすっきりしました。

【現役FPのコメント】

マネーキャリアは、住宅ローン控除を含む住宅ローンに関するあらゆる悩みをワンストップで解決できる、貴重なサービスです。在籍している独立系FPは全員が資格を保有しているため、専門的かつ中立的な立場からアドバイスが受けられます。


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【まとめ】住宅ローン控除(減税)の仕組みを把握して損しないようにしよう

ここまで、住宅ローン控除の相談先や注意点、条件などについて詳しく解説してきました。住宅ローン控除は税制改正によって内容が変わりやすく、専門的な知識が必要なため、適切な相談先を選ぶことが重要です。


理想的な相談先は、単に税金の計算だけでなく、あなたの家計状況やライフプランを含めた総合的なアドバイスができる専門家です。しかし、相談先によっては表面的な説明に終始したり、特定の金融商品を勧められたりして、必要な情報が得られないケースもあります。


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