結論、不労所得で月10万円を得るには、資金や使える時間に応じて「投資」と「仕組み化できる副業」を組み合わせるのが現実的です。いきなり完全な不労を目指す必要はありません。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 不労所得で月10万円を得るにはいくら必要?
- 目標利回り別・税引き後で見る必要資金額の早見表
- 不労所得で月10万円を目指せる方法
- 資産運用で月10万円を目指す方法
- インデックス投資(投資信託)
- 株式投資
- 不動産投資
- 副業・スモールビジネスで月10万円を目指す方法
- 広告収入:ブログ・動画等の副業で稼ぐ
- コンテンツ・スキル提供:開発・販売で稼ぐ
- 不労所得で月10万を得るのは現実的?具体的な5ステップ
- Step1:目標設定と資金計画の立案
- Step2:不労所得の手段を選定
- Step3:情報収集と知識の習得
- Step4:少額から実践
- Step5:計画の見直しや利益の再投資を検討
- 【貯金額別】あなたに合った不労所得10万円の達成手段は?
- ~100万円未満:【入門期】NISA活用で投資スタート
- 100万~500万円:【形成期】インデックスコアで分散
- 500万円以上:【拡大期】不動産・個別株へ挑戦
- 不労所得で月10万円を得るためのポイント
- リスクを許容する
- 継続的な見直しを行う
- 適切なポートフォリオを組む
- 【まとめ】不労所得で月10万円を得る方法
不労所得で月10万円を得るにはいくら必要?

月10万円(年間120万円)の不労所得を「投資」で得る場合、必要な初期費用は想定利回りによって大きく変わります。
目安は以下の通りです。
| 投資方法 | 利回りの目安 | 必要な初期費用の目安 |
|---|---|---|
| 不動産投資 | 3.0%~8.5% | 約1,412万円~4,000万円 |
| 株式投資 (配当中心) | 3.0%~5.0% | 約2,400万円~4,000万円 |
| 投資信託 (インデックス) | 約3.0% | 約4,000万円 |
目標利回り別・税引き後で見る必要資金額の早見表
不労所得で月10万円(年間120万円)を得るために必要な資金は、税引き後の実質利回りによって大きく異なります。
ここでは、受け取る金額をベースに、目標利回りごとの必要資金の目安を整理しました。
| 目標利回り(税引き後) | 必要な資金の目安 |
|---|---|
| 2%〜3% | 約4,800万円〜7,200万円 |
| 4%〜5% | 約2,400万円〜3,600万円 |
| 6%〜8% | 約1,800万円〜2,200万円 |
また、実際の運用では税金・手数料・インフレの影響も無視できません。なお、NISA口座で運用する場合は運用益に税金がかからないため、課税口座を前提とした「税引き後利回り」の見え方とは異なります。
利回りが高くなるほど必要資金は少なく済みますが、その分リスクや価格変動の幅も大きくなります。
一方、利回りが低い場合は安全性は高いものの、長期間の運用や元本の積み上げが必要です。
また、実際の運用では税金・手数料・インフレの影響も無視できません。
この表はあくまで目安として捉え、自身のリスク許容度や投資スタイルに合った戦略を考えることが重要です。
不労所得で月10万円を目指せる方法
不労所得で月10万を目指せる方法には大きく分けて以下2つの方法があります。
資産運用で月10万円を目指す方法
インデックス投資(投資信託)

- 初心者でも安心して始められる
- 少額から手軽に投資が可能
- 資産を分散してリスクを軽減できる
- 投資元本割れのリスクがある
- 信託報酬などの手数料が発生する
- 高い利回りを期待しにくい
| 資産種類 | 平均利回り(年率) |
|---|---|
| 国内株式型 | 約4%〜7% |
| 国内債券型 | 約0.5%〜1.5% |
| 海外株式型 | 約5%〜8% |
| 海外債券型 | 約2%〜3% |
株式投資

- リターンが大きい
- 株主優待を受けられる
- 売却による利益も得られる
- 株式に関する知識が必要
- 自分で銘柄を選ぶ手間がかかる
- リスクが高い
不動産投資

- 経済状況に左右されにくく、安定収入が見込める
- 税制優遇が受けられる
- 生命保険の代わりとしての機能もある
- 専門的な不動産知識が必要
- メンテナンスの手間がかかる
- 空室時には収入がゼロになる可能性がある
| 区分マンション | 一棟アパート | 一棟マンション | |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 11.92% | 11.88% | 9.03% |
| 首都圏 | 6.04% | 7.13% | 6.53% |
| 関西 | 6.96% | 8.96% | 8.96% |
| 九州・沖縄 | 9.01% | 10.11% | 8.77% |
引用:収益物件 市場動向 マンスリーレポート(2025年10月期)|不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家
リスクを抑えたい方には、不動産を対象とした投資信託「REIT」を利用する選択肢もあります。
副業・スモールビジネスで月10万円を目指す方法

次に、副業やスモールビジネスによって月10万円の不労所得を目指す方法について解説します。
副業にはさまざまな種類がありますが、ここでは比較的少ない初期投資で始めやすい、次の2つに注目します。
広告収入:ブログ・動画等の副業で稼ぐ

広告収入は、不労所得を目指す方法の中でも人気が高く、多くの人が取り組んでいる手段です。
記事や動画に広告を表示して、アクセスや視聴回数に応じて報酬を受け取る仕組みです。
代表的な例は以下の通りです。
- Google AdSenseを利用したブログ運営
- YouTube動画の広告収入(再生数や登録者数に応じた収益)
- アフィリエイト広告による商品紹介ブログ
- 初期費用がほとんどかからない
- 自宅でマイペースに取り組める
- 資産性のあるコンテンツが育てば、継続的な収益も可能
- 収益化までに時間がかかる
- 毎月安定した収益を得るには更新の継続が欠かせない
- 莫大な利益を上げられるのは一握り
特に月10万円の不労所得を目指す場合、ブログなら数千〜数万PV規模、YouTubeなら登録者数や再生時間など一定の条件を満たすチャンネルへ育てる必要があり、相応の規模感が求められます。
そのため、短期的な成果を追うよりも、継続してコンテンツを発信し続ける姿勢が重要です。
コンテンツ・スキル提供:開発・販売で稼ぐ

- スマホアプリやWebツールの開発と広告・課金収入
- noteやBrainでの有料記事・教材販売
- CanvaテンプレートやExcelツールなどのデジタルプロダクト販売
- 一度作成したコンテンツが継続的に収益を生む可能性がある
- 専門スキルを活かしやすい
- 利用者が増えるほど収益が拡大する可能性もある
- 開発・制作にまとまった時間と労力が必要
- プログラミングやデザインなどの専門知識が求められる
- 市場調査やマーケティングの工夫が不可欠
特に最近では、Udemyなどの講座プラットフォームで知識を講座として販売する例も増えており、講師経験がなくても始めやすい環境が整いつつあります。
ただし、どの方法も時間と労力をかけてコンテンツを育てることが、安定的な収益化への第一歩になります。
また、専門的な知識が一定以上求められるため、1から不労所得を目指す場合はやや手が出しづらい方法といえます。
不労所得で月10万を得るのは現実的?具体的な5ステップ

不労所得で月10万円という目標は簡単ではないものの、しっかり計画を立てて行動すれば実現可能です。
たとえば、年に5%くらい増える投資商品で月10万円(年間120万円)を得ようとすると、元手として約2,400万円が必要です。これは一気に貯められる金額ではないため、長い目で見た計画と行動が欠かせません。
また、投資にはお金が減ってしまうリスクもありますし、副業でも収入が安定するまでに時間がかかります。
だからこそ、不労所得を得るには「少しずつ積み上げていく」姿勢が大切です。
ここでは、これから始める人が月10万円の不労所得を目指すための5つのステップをご紹介します。
Step1:目標設定と資金計画の立案
まず最初に必要なのは、「自分がなぜ不労所得を得たいのか」を明確にすることです。
たとえば、老後資金として、生活費の一部をまかないたい、副業として収入の柱を増やしたいなど、目的によって選ぶ手段も変わってきます。
その上で、「月10万円」という目標を実現するには、どのくらいの資金・時間・労力が必要かをシミュレーションしましょう。
投資型なら必要元本、副業型なら初期費用や学習コストまで把握しておくと、より現実的な計画を立てやすくなります。
Step2:不労所得の手段を選定
次に行うべきは、自分に合った不労所得の手段を選ぶことです。
不労所得の代表的な手段には、資産運用(インデックス投資・株式・不動産)や、副業・スモールビジネス(ブログ・アプリ開発など)があります。
選ぶ際は、次の3つの軸を意識すると判断しやすくなります。
- リスク許容度:元本割れのリスクをどこまで受け入れられるか
- 資金・スキルの有無:すぐ始められるか、学習や準備が必要か
- 継続性:長期的に取り組める内容かどうか
Step3:情報収集と知識の習得
どの手段を選ぶ場合でも、十分な知識がないまま始めるのはリスクが高くなります。
投資ならリスク管理や詐欺商品の見分け方、副業なら集客やSEO、販売戦略など、最低限押さえるべき知識があります。
特に初心者ほど「正しい情報を見極める力」が重要です。ネット記事やYouTube、書籍を活用しつつ、必要に応じて信頼できる専門家への相談も視野に入れながら、知識を身につけていきましょう。
Step4:少額から実践
知識を得たら、実践フェーズに移りましょう。
ただし、いきなり大きな資金を投入するのではなく、「少額で試す」ことが大切です。
- インデックス投資なら月1万円の積立から
- ブログならまずは10記事を目標に
- アプリ開発なら簡易ツールからリリース
Step5:計画の見直しや利益の再投資を検討
ある程度の期間取り組んだら、成果を振り返りましょう。
想定どおりに進んでいるか、改善点はないかを定期的に確認し、必要に応じて計画を修正します。
また、得られた利益を使い切るのではなく、再投資に回すことで収益を伸ばしやすくなります。
たとえば、投資信託の分配金を再投資したり、副業で得た利益を次の施策に回したりすることで、資産形成のスピードを高められます。
【貯金額別】あなたに合った不労所得10万円の達成手段は?
「不労所得で月10万円」といっても、達成までの進め方は人によって異なります。
特に、手元にある資金額によって、選ぶべき手段や現実的なステップは大きく変わります。
ここでは、現在の貯金額に応じて「今やるべきこと」と「進め方」を、3つのフェーズに分けて紹介します。
あくまで参考例として捉え、最終的には専門家に相談しながら、自分に合った方法を見極めることが大切です。
~100万円未満:【入門期】NISA活用で投資スタート

この段階では、まずは資産運用に慣れることが大切です。
まとまった元手がない場合は、少額から始められるNISAなどを活用した投資信託が現実的な選択肢になります。
月1万円程度の積立でも、長期で継続すれば将来の資産形成につながります。
ここでは大きなリターンを求めるのではなく、「市場に慣れる」「継続する習慣を作る」ことを重視しましょう。
また、副業やスモールビジネスを並行して始め、将来の収入源を増やす準備を進めるのもおすすめです。
100万~500万円:【形成期】インデックスコアで分散

ある程度の貯金がある方は、「資産を守りながら育てる」ことを意識しましょう。
NISAのつみたて投資枠を活用しつつ、投資信託を中心に分散投資を行い、リスクを抑えながらコツコツ増やすスタイルが適しています。
資産配分の考え方(例:株式6割、債券3割、現金1割など)を学び、自分のリスク許容度に合った運用スタイルを身につけましょう。
この段階では、将来の不動産投資や個別株投資へのステップアップを見据え、知識や情報を蓄積しておくことが大切です。
500万円以上:【拡大期】不動産・個別株へ挑戦

まとまった資金がある方は、不動産投資や個別株投資など、より高い収益を狙える手段に挑戦することも視野に入ります。
ただし、初期費用が大きい分、価格変動や空室・減配などのリスク、そして専門知識も必要になるため、慎重な判断が欠かせません。
このフェーズでは、複数の不労所得源を組み合わせて収益の柱を増やし、安定感のあるポートフォリオを作っていくことを目指しましょう。
不労所得で月10万円を得るためのポイント

不労所得で月10万円を得るには以下のポイントを押さえるのが重要です。
- リスクを許容する
- 継続的な見直しを行う
- 適切なポートフォリオを組む
リスクを許容する
月10万円の不労所得を目指すには、リスクを抑えるだけでなく、必要な分はリスクを受け入れてリターンを狙う姿勢が重要です。
投資では、リスクが高い商品ほどリターンも大きくなりやすい傾向があります。だからこそ、すべてを安全資産に寄せるのではなく、リスクとリターンのバランスを意識した分散投資を行うことがポイントです。
また、生活費まで削って投資に回すのではなく、貯蓄を崩さずに無理なく運用できる範囲でリスクを取ることが大切です。堅実に積み上げていくことで、安定した収入に近づきやすくなります。
目標額を見据え、リスクとリターンのバランスを意識した計画で取り組みましょう。
継続的な見直しを行う
不労所得で月10万円を目指すには、収益状況を定期的に確認し、運用方法を見直しながら改善していくことが重要です。
不労所得は、市場環境やタイミングによって収益が変動するため、想定どおりに進まない場合は柔軟に方針を調整する必要があります。
また、定期的に見直すことで、より効率よく収益を伸ばせる改善点が見つかることもあります。 リスクを抑えつつ安定収入を目指すためにも、収益確認と戦略調整を続ける姿勢が大切です。
適切なポートフォリオを組む
不労所得で安定した収益を目指すには、リスクを分散させた適切なポートフォリオを組むことが重要です。
国内外のさまざまな資産に分散投資することで、市場の変動による影響を抑えつつ、長期的に安定したリターンを得られる可能性が高まります。
また、異なる特徴を持つ収益源を組み合わせることで、収益のブレを抑えながら全体のパフォーマンス向上も期待できます。
リスクを抑えつつ効率よく収益を上げるために、自分に合ったポートフォリオを整えていきましょう。
【まとめ】不労所得で月10万円を得る方法
ここまで、不労所得で月10万円を得るための方法について、必要資金の目安から投資・副業の手段、それぞれのメリット・デメリットまで幅広く解説してきました。
不労所得を目指す方法は、大きく「資産運用」と「副業・スモールビジネス」に分かれます。資産運用にはインデックス投資・株式投資・不動産投資などがあり、副業にはブログや動画の広告収入、アプリや教材販売などのデジタルコンテンツ販売があります。 どの方法でも、リスクを正しく理解し、収益源を少しずつ育てていく姿勢が欠かせません。
とはいえ、「投資は元本割れが不安」「副業が自分に合うか分からない」と迷う方も多いでしょう。 そんなときは、第三者視点で選択肢を整理し、現実的な進め方を提案してくれるFPに相談するのがおすすめです。
特に、無料で何度でもFPに相談できる「マネーキャリア」なら、リスク許容度やライフスタイルに合わせて、自分に合った不労所得の作り方を具体的にアドバイスしてもらえます。