住宅ローンは相続税対策になる?3つのケースから節税効果を解説のサムネイル画像

住宅ローンと相続税対策を両立させる方法はある?

住宅ローンと相続税対策を考えるとき何に気をつければいいの?

とお悩みではないでしょうか。


結論、住宅ローンは相続税対策として活用できる場合があります


本記事では住宅ローンが相続税対策になるケースについて詳しく解説します。また、住宅ローンで相続税対策をする人が知っておきたい注意点についても紹介します。


この記事を読むことで、自分の状況に合った相続税対策を選べるようになるので、ぜひご覧ください。  

住宅ローンによる相続税対策は、一見シンプルに見えて実は多くの専門知識が必要な分野です。

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この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

住宅ローンが相続税対策になることも!3つのケースをもとに解説

住宅ローンが相続税対策になるか解説
結論、住宅ローンが相続税対策になることもあります

住宅ローンで債務控除(相続財産からローンの残債を差し引くこと)ができれば相続税を減らせる可能性があります。ただし、団体信用保険(団信)の加入有無によって大きく変わってきます

以下の3つのケースに分けて、住宅ローンが相続税対策になるかどうかを詳しく見ていきましょう。
  • 団体信用保険に加入していた場合
  • 団体信用保険に加入していない場合
  • 団体信用保険ではなく生命保険に加入していた場合
これらのケースを理解することで、自分の住宅ローンが相続税対策として効果があるかどうかを判断できるようになります。
住宅ローンを組む予定ですが、将来の相続税対策も考えたいです。どう組めば良いのでしょう?
住宅ローンの種類や団体信用保険の選び方によって相続税への影響は変わります。あなたが実現したいのは、住宅取得と将来の相続対策を両立させることですね。
そうなんです!それを考えていました!でも住宅ローンの契約内容が相続税にどう影響するのか自分では判断できずにいて…

それなら専門家に相談するのが一番です。マネーキャリアでは住宅ローン選びと相続税対策を組み合わせた提案が可能です。


また、マネーキャリアでは相続発生時期を見据えた繰り上げ返済計画の提案も可能なので、ぜひご相談ください!


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団体信用保険に加入していた場合

団体信用保険に加入していた場合、住宅ローンの契約者が死亡すると住宅ローンの残債は保険会社によって支払われるため、ローンの返済義務は免除されます。

ローンの債務が消滅するため債務控除はできなくなりますが、不動産は相続税の課税対象となってしまいます。

このケースでは住宅ローンによる相続税対策の効果は期待できないことを理解しておく必要があります。
<見落としがちなポイント>
団体信用保険の加入は住宅ローン契約時の安心につながりますが、相続税対策としては逆効果になることがあります。契約内容を確認し、総合的に判断することが大切です。

団体信用保険に加入していない場合

団体信用保険に加入していない場合、住宅ローンの残債は債務控除の対象となります。

相続財産からローンの残額を差し引けるため、相続税が安くなる効果が期待できます。

ただし、相続人は住宅ローンの返済義務を引き継ぐことになるため、返済能力の有無も考慮する必要があります。

また、住宅ローンの残債が多額である場合は、相続人の負担が大きくなる可能性もあるため、注意しましょう。
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団体信用保険ではなく生命保険に加入していた場合

団体信用保険ではなく生命保険に加入していた場合、住宅ローンの残債は債務控除の対象となります。

死亡保険金は相続税の課税対象になりますが、「500万円×法定相続人の数」の非課税枠を活用できるメリットがあります。

このように、生命保険を活用することで、債務控除と生命保険の非課税枠の両方を利用した相続税対策が可能になります。

ただし、保険料の負担や保険金額と住宅ローン残高のバランスなど、総合的に検討する必要があるため注意しましょう。

住宅ローンがあり、団信ではなく生命保険に入っているのですが、これは相続税対策として効果的なのでしょうか?

生命保険と住宅ローンの組み合わせは相続税対策として有効な場合があります。あなたは債務控除と生命保険の非課税枠の両方を活用できる可能性がありますね

そうなんですね!知りませんでした…!でも自分の生命保険が相続税対策として最適なのか、保険金額と住宅ローン残高のバランスについてずっとモヤモヤしていて…

そうしたら、まずはFPに無料相談して現在の保険と住宅ローンの状況を確認しましょう。中でもマネーキャリアであれば生命保険と住宅ローンを組み合わせた相続税対策を分析できるのでおすすめです!


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自分の住宅ローンは相続税対策になる?不安な人はFPに相談!

自分の住宅ローンが相続税対策になるかどうかを知りたい人は、FPに相談するのがおすすめです。


相談によって、現在の住宅ローンの契約状況や保険の加入状況を踏まえ、相続税対策に関する具体的なアドバイスを受けることができます。


また、住宅ローン以外の相続税対策についても、総合的な視点からアドバイスを受けられるメリットがあります。


相続税は金額が大きくなりがちなため、事前に専門家に相談して対策を立てておくことが重要です。

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住宅ローンで相続税対策をする人が知っておきたい注意点4つ

住宅ローンで相続税対策をする人が知っておきたい注意点

住宅ローンで相続税対策をする人が知っておきたい注意点は以下の4つです。

  • そもそも相続税がかかるかどうかを知る
  • 団体信用保険に加入していると節税効果はない
  • 住宅ローン減税は適用できない
  • オーバーローンは損することも
これらの注意点を把握することで、住宅ローンを相続税対策に活用する際の落とし穴を避けられる可能性があります。

では、それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

住宅ローンを相続税対策に活用したいと思っていますが、注意すべき点がわからなくて困っています…
住宅ローンの相続税対策には様々な注意点があります。あなたは効果的な相続税対策を行いながら、リスクを避けたいと考えていますね?
はい、その通りです!でも自分で調べても住宅ローンと相続税の関係は複雑で、どの点に気をつければいいのかモヤモヤしていて…

そんな時はFP相談を活用するのがおすすめです。特にマネーキャリアでは住宅ローンと相続税対策の両面から分析し、あなたの状況に合った具体的なアドバイスを提供しています。


また、無料相談によって注意点を踏まえた上での最適な対策も提案してもらえるので、ぜひご利用ください。


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そもそも相続税がかかるかどうかを知る

そもそも相続税にはさまざまな控除があり、相続税がかからない人も多いのが現状です。


国税庁の統計によると、令和5年度に亡くなった方のうち相続税の申告が必要だった割合は約9.9%となっています(※)。


相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」であり、例えば配偶者と子ども2人の場合、4,800万円まで相続税はかかりません。加えて、小規模宅地の特例などを利用すれば、さらに相続税の負担を軽減できる可能性があります。


そのため、そもそも相続税対策が不要かもしれないことを考え、自身の財産や相続人関係で相続税がかかるか一度確認しておきましょう


※参照:相続税の申告事績の概要|国税庁

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団体信用保険に加入していると節税効果はない

団体信用保険に加入していると、相続発生時に住宅ローンはなくなるため債務控除は使えません


しかし民間の住宅ローンの多くが団体信用保険への加入が必須となっています。


そのため、住宅ローンの相続税対策としての効果は限定的であることを理解しておくことが大切です。


ただし、団体信用保険に加入していることで、相続人がローン返済の負担をなくせるというメリットもあるため、総合的に判断することが大切です。

<現役FPのコメント>

団体信用保険は相続税対策には不利ですが、相続人の生活保障という点で大きなメリットがあります。そのため、相続税対策だけでなく、相続人の生活保障も含めて検討するのがおすすめです。

住宅ローン減税は適用できない

住宅ローンを相続した場合は住宅ローン減税の適用はできません。


これは、住宅ローン減税が住宅取得のためのローンを対象とした制度だからです。相続によって引き継いだローンは、住宅取得のためのローンとはみなされない(※)ため、税制上の優遇を受けることができません。


ローン減税の制度活用のために相続できないことを覚えておきましょう。


※参照:相続により取得した住宅に係る借入金|国税庁

住宅ローンを相続したら、住宅ローン減税も引き継げるのかなと思っていたのですが…
残念ながら、相続した住宅ローンには住宅ローン減税は適用できません。でもあなたが本当にお探しなのは、相続時の税負担を減らす方法全般ですよね?
そうなんです!でも自分で色々調べても相続時の税金対策について理解できず、ずっとモヤモヤしていて…

そうしたら、まずはFPに無料相談して相続税対策に関するレクチャーを受けましょう。中でもマネーキャリアであれば相続税・住宅ローンの専門家(FP)が住宅ローンと相続税の両面から解説してくれるためおすすめです。


また、無料相談をすることで最適な相続税の対策プランを提案してもらえるのでぜひ相談してみましょう!


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オーバーローンは損することも

相続時にオーバーローン(債務の方が不動産価額より大きい)状態になると負債だけを相続させることになってしまう可能性があります。


このような状況では、相続放棄や限定承認となったり、相続人に債務を負わせることになったりする恐れがあります。


特に不動産価格が下落した場合や、ローン返済が進んでいない段階で相続が発生した場合に起こりやすい問題です。


したがって、住宅ローンを組む際は将来的な資産価値とローン残高のバランスも考慮することが重要です。

これから住宅ローンを組む人へ!相続税対策に効果的な方法を2つ紹介

相続税対策に効果的な方法2つ

これから住み替えなどで住宅ローンを組む人が、相続税対策も踏まえ効果的に住宅ローンを契約する方法を紹介します。


以下の2つの方法を検討することで、住宅ローンと相続税対策を両立できる可能性があります。

  • 親子リレーローンを契約する
  • 二世帯住宅を建てるために住宅ローンを組む
これらの方法は、将来の相続を見据えた住宅ローン活用法として効果的です。

では、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

住宅ローンを組む予定なのですが、将来の相続税対策も考えたいです。どんな方法があるのでしょうか?
親子リレーローンや二世帯住宅の活用が効果的です。また、ご家族の状況に合った最適な住宅取得方法と相続対策の組み合わせをすることによって更に効果的に活用できます。
そうなんですね!でも自分で色々調べても住宅ローンと相続税対策の最適な組み合わせが分からずモヤモヤしていて…
そのようなケースこそFP相談が役立ちます。マネーキャリアでは住宅ローンの選び方から相続税対策まで一貫したアドバイスが可能です。

また、無料相談を利用することで、あなたの家族構成や資産状況に合わせた最適なプランも提案してもらえるので、ぜひご活用ください!

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親子リレーローンを契約する

親子リレーローンは、親と子が共同で住宅ローンを組み、親が亡くなった後も子どもがローンを引き継ぐ仕組みです。


団体信用保険は子どもだけ加入するケースが多いため、親が亡くなった場合に承継した残債は債務控除できるメリットがあります。また、親の資産を生前から住宅という形で子どもに移すことができるため、相続税対策としても効果的です。


ただし、相続手続きが複雑になる可能性がある点や、金融機関によって取り扱いが異なる点には注意が必要です。

<ワンポイントアドバイス>

親子リレーローンを検討する際は、親子間の資金負担の割合や将来の相続税の評価額なども含めて、専門家(FP)に相談することをおすすめします。

二世帯住宅を建てるために住宅ローンを組む

二世帯住宅を建てること自体、小規模宅地の特例活用や財産の圧縮効果により相続税の節税効果が見込めます。


さらに団体信用保険未加入のローン部分があれば、債務控除により相続税を減らす効果も期待できます。


二世帯住宅は同居による介護負担の軽減や生活費の節約など、相続税対策以外のメリットも大きいことが特徴です。

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住宅ローンで相続税はどれくらい安くなるかシミュレーション

住宅ローンの節税効果を実際の数字で確認してみましょう。


以下の前提条件で、2つのパターンをシミュレーションし相続税額を比較します。

  • 不動産評価額:5,000万円
  • 預貯金:3,000万円
  • ローン残債:2,000万円
  • 相続人:配偶者と子2人

ケース相続財産総額基礎控除額課税対象額相続税額(概算)
団信により住宅ローン契約
が無くなる場合
8,000万円4,800万円3,200万円約320万円
債務控除により
相続税を軽減した場合
6,000万円4,800万円1,200万円約120万円
このシミュレーションから、債務控除を活用できれば相続税は約200万円少なくなることがわかります。

ただし、ローン返済の負担を踏まえ総合的に判断することが必要です。

<注意すべきポイント>

このシミュレーションはあくまで簡易的なものです。実際の相続税額は配偶者の税額軽減や小規模宅地の特例など、様々な要素によって変わります。正確な試算を知りたい場合は専門家(FP)に相談しましょう

自分にぴったりの相続税対策は?住宅ローン以外の方法も紹介

住宅ローン以外の相続税対策になる方法は以下のとおりです。

相続税対策
の種類
特徴こんな方におすすめ注意点
生命保険非課税枠(500万円×法定相続人の数)
を活用できる
法定相続人の数が多い人
特定の人に遺したい人
年齢や既往歴により
加入できないことも
不動産投資路線価による評価により
財産を圧縮できる
収益を得ながら相続対策をしたい人
多額の現金がある人
価額変動リスクや
管理コストがある
生前贈与贈与税の基礎控除や各種特例
(教育資金贈与など)を活用できる
子や孫に住宅費や教育費などを
支援したい人
相続開始前7年以内の贈与は
相続財産に加算される

このように、住宅ローン以外にも様々な相続税対策があります。


どの方法が最適かは、ご自身の資産状況や家族構成、将来の希望によって異なります

住宅ローン以外の相続税対策も検討したいのですが、どの方法が自分に合っているのか分からなくて…
生命保険、不動産投資、生前贈与など様々な方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。あなたは自分の状況に最適な相続税対策の組み合わせを知りたいのですね?
その通りです!それぞれの特徴は分かったのですが、自分の資産状況や家族構成に合わせてどう選べばいいのか悩んでいて…

そのような場合は、総合的な視点からアドバイスできる専門家に相談するのがベストです。マネーキャリアでは、あなたの資産状況や家族構成を踏まえて、住宅ローンと他の相続税対策を組み合わせた最適なプランを提案しています。


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住宅ローンを相続税対策に活用できるか知りたい人はマネーキャリアに相談を

住宅ローンを相続税対策に活用できるかは、個々のローン契約状況だけでなく資産状況や相続人関係などによっても大きく異なります


そのため、専門家による具体的なアドバイスが相続税対策には有効です。


マネーキャリアではあなたの状況を踏まえ、相続対策における住宅ローンの活用方法を提案いたします。


また、住宅ローン以外の相続税対策も含めた総合的なプランニングを受けることができるため、自分に最適な方法を見つけることができます。

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【まとめ】住宅ローンで相続税対策をするには慎重な判断が必要!

ここまで、住宅ローンと相続税対策の関係について紹介してきました。


住宅ローンが相続税対策になるかは団体信用保険に未加入であることが前提ですが、現実には団体信用保険不要のローンは少ないのが実情です。


債務控除できないと不動産取得により多額の相続税がかかる可能性もあるため、住宅ローンだけで相続税対策を行うことはリスクがあります。


しかし、本記事で紹介した親子リレーローンや二世帯住宅など、工夫次第で住宅ローンを相続税対策に活用することも可能です。


相続財産全体を考慮し、住宅ローンだけでなく生命保険や生前贈与など他の方法も比較し、最適な相続税対策を行うことが重要です。

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