りそな銀行の団信革命はいらない?デメリットは?向いている人を解説のサムネイル画像

・りそな銀行の団信革命って本当に必要?金利が上がるだけじゃないの?

・他の銀行の団信と何が違うの?自分に向いてるのか分からない…


そんな疑問を感じていませんか? 


りそな銀行の「団信革命」は、病気やケガによる幅広い状態をカバーする手厚い保障が特徴ですが、その分、金利の上乗せや保障条件の複雑さといったデメリットもあります。保障内容と費用負担のバランスを見極めることが重要です。


本記事では、団信革命のメリット・デメリットを整理しつつ、どんな人に向いているのかをファイナンシャルプランナーの視点で分かりやすく解説します。

井村FP
さらに、マネーキャリアの無料FP相談では、こうした住宅ローンに関する複雑な悩みにも専門家が丁寧に対応してくれるので、ぜひ一度相談してみてください! 

この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

りそな銀行の団信革命はいらない?デメリットは?

りそな銀行の「団信革命」は、従来の団体信用生命保険よりも保障範囲が広く、病気やケガによる就業不能などにも備えられる点が魅力です。

しかし、その分金利が上乗せされるなど、見落としがちなデメリットも存在します。保障内容だけで判断せず、費用対効果や将来の借り換え可能性まで含めて慎重に検討することが大切です。

ここでは、「団信革命はいらないのでは?」と感じる方に向けて、導入前に確認しておきたい注意点を以下の4つの視点から解説します。

  • 金利上乗せによって総返済額が増える
  • すでに加入している生命保険と保障が重複する可能性がある
  • 条件を満たさないと保障されない場合がある
  • 他社への借り換え時に引き継ぎできない

それぞれのポイントを理解し、自分にとって本当に必要な保障かどうかを見極める参考にしてください。

金利上乗せによって総返済額が増える

りそな銀行の「団信革命」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中などの重度疾病保障を含む団体信用生命保険(団信)ですが、金利上乗せが避けられません。


一般団信の金利が年0.640%に対し、団信革命は年0.890%と0.25%の差があります。借入額3000万円であれば、総返済額は約130万円以上増加し、6000万円では約260万円以上の差が生じます(元利均等・35年返済で概算)。


この差額が保障内容に見合うかどうかは、ライフプランや教育費など将来の支出を見据えて慎重に判断すべきです。「団信革命はいらない」と感じる方も、費用対効果を冷静に見極める必要があります。

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団信革命の保障は手厚い一方、金利上乗せによる返済負担は無視できません。特に教育費や老後資金とのバランスを考えると、保障内容が自身のリスクに本当に必要かを精査することが重要です。


収入の変動リスクも踏まえ、無理のない返済計画を立てましょう。

すでに加入している生命保険と保障が重複する可能性がある

りそな銀行の「団信革命」は、住宅ローン残高を保障する団体信用生命保険ですが、既存の生命保険と保障内容が重複する可能性があります。


特に死亡や高度障害に対する保障は、すでに生命保険で備えている場合、団信革命の上乗せ金利分が実質的に“保険料の二重払い”となる懸念があります。加えて、団信の保障はローン残高に限定されるため、万が一の際の生活費や教育費などは別途準備が必要です。


団信革命はいらないと判断するには、既存保険との重複を精査し、費用対効果を冷静に見極めることが求められます。

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団信革命の加入前には、現在の生命保険の保障内容と金額を確認しましょう。ローン残高の保障と生活費の保障は目的が異なるため、重複部分を整理することで無駄な支出を防げます。


保障の全体像を把握し、必要な部分だけにコストをかけるのが賢明です。

条件を満たさないと保障されない場合がある

りそな銀行の「団信革命」は、病気やケガによる16の状態を含む広範な保障を提供しますが、保障の適用には厳密な条件があります。


たとえば、急性心筋梗塞では「初診日から60日以上、労働制限が継続したと医師に診断された場合」、脳卒中では「60日以上、神経学的後遺症が継続したと診断された場合」に限り保障が適用されます。これらの条件を満たさなければ、住宅ローン残高の免除は受けられません。


団信革命はいらないと考える人にとっては、保障の“使える場面”が限定的である点がデメリットとなり得ます。契約前に細部まで確認することが不可欠です。

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団信革命の保障は一見手厚く見えますが、実際に適用されるには医学的・期間的な条件を満たす必要があります。


保障内容だけでなく「いつ・どのように使えるか」を具体的に把握し、他の保険との役割分担や費用対効果を冷静に検討しましょう。

他社への借り換え時に引き継ぎできない

りそな銀行の「団信革命」は、住宅ローン契約時に付帯する特約型団体信用生命保険であり、他社への借り換え時にはその保障を引き継ぐことはできません


借り換え先の金融機関では、新たな団信への加入が必要となり、健康状態の告知や審査を再度受けることになります。特に、団信革命のような特約付き保障は、借り換え先で同等の内容が提供されない場合もあるため、保障の継続性に不安が残ります。


「団信革命はいらない」と考える場合でも、借り換え時の保障の再構築が必要である点は見落とせません。

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借り換えを検討する際は、金利だけでなく団信の保障内容と加入条件も比較すべきです。


特約付き団信は金融機関ごとに異なるため、保障の空白期間や審査不通過のリスクも考慮し、借り換えのタイミングと健康状態を慎重に見極めましょう。

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住宅ローンの団信選びで迷ったら、無料FP相談を活用しよう

 

団信の選択は、住宅ローンの返済計画や家計全体に大きく影響します。りそな銀行の「団信革命」は保障が手厚い一方で、金利上乗せによる負担や、既存保険との重複、適用条件の複雑さなど、検討すべきポイントが多岐にわたります。


こうした判断に迷った際は、マネーキャリアの無料FP相談を活用するのが有効です。銀行員とは異なり、客観的な視点で他行の団信特約やネット銀行との比較、生命保険とのバランスを踏まえたアドバイスが受けられます。


「団信革命はいらない」と感じる場合も、納得のいく選択ができるよう、専門家のサポートを活用しましょう。

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団信は保障内容だけでなく、金利・保険との連携・将来のライフプランまで含めて総合的に判断すべきです。


無料FP相談では、住宅ローンと保険を一体で見直し、無理のない返済と必要な保障の両立を図ることが可能です。流されず、納得のいく選択をしましょう。

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りそな銀行の団信革命はいらない?迷ったときの判断ポイント

 

りそな銀行の「団信革命」は、保障内容が充実している一方で、金利の上乗せによる返済負担が気になるという声も少なくありません。「本当に必要なのか」「自分に合っているのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。


団信革命の加入を検討する際は、保障の手厚さだけでなく、返済計画やライフプランとの相性を見極めることが重要です。


ここでは、団信革命が自分にとって必要かどうかを判断するためのポイントを、以下の3つの視点から解説します。


  • 金利上乗せによる返済負担を許容できるかどうか
  • 借入金額が大きい・返済期間が長いかどうか
  • すでに民間の生命保険・医療保険で十分にカバーされているかどうか


それぞれの観点を踏まえ、納得のいく選択ができるように整理していきましょう。

金利上乗せによる返済負担を許容できるかどうか

りそな銀行の「団信革命」は、重度疾病や所定の就業不能状態に備える保障が付加される一方、金利が年0.25%上乗せされます。仮に借入額が5000万円であれば、35年返済で総返済額は約220万円以上増加する計算です。


この上乗せ分は「安心料」とも言えますが、保障内容に対してそのコストを支払う価値があるかどうかは個々の判断に委ねられます


団信革命はいらないと考える方は、返済負担と保障のバランスを冷静に見極める必要があります。将来の収支や家族構成の変化も踏まえ、長期的な視点で検討することが重要です。

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金利上乗せによる返済増加は、家計に長期的な影響を及ぼします。保障の内容が自身のリスクに見合っているかを確認し、「安心料」としての価値を納得できるかが判断の鍵です。


ライフプランと照らし合わせ、無理のない選択を心がけましょう。

借入金額が大きい・返済期間が長いかどうか

住宅ローンの借入額が大きく、返済期間が長期に及ぶ場合、就業不能や健康上のリスクに備える必要性は高まります。


特に35年ローンなどでは、病気・けが・失業といった予期せぬ事態に直面する可能性が増し、定年後まで返済が続く場合は、加齢に伴う健康リスクも無視できません。


りそな銀行の「団信革命」は、こうしたリスクに備える保障を提供しますが、金利上乗せによる返済負担とのバランスをどう考えるかが判断の分かれ目です。


借入額が大きいほど保障の必要性は高まる一方、「団信革命はいらない」とするには、他の手段でリスクをカバーできるかの検討が不可欠です。

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借入額や返済期間が長い場合、団信の保障は家計防衛の要となります。団信革命のような特約付き保障は、長期的なリスクに備える手段の一つですが、保険料(実質的には金利上乗せ)との費用対効果を冷静に見極めましょう。


他の保険との組み合わせも含めて、最適な保障設計が重要です。

すでに民間の生命保険・医療保険で十分にカバーされているかどうか

りそな銀行の「団信革命」は、死亡・高度障害に加え、がん・急性心筋梗塞・脳卒中などの疾病や所定の就業不能状態まで幅広く保障する特約型団信です。


しかし、すでに民間の生命保険や医療保険で同様のリスクに備えている場合、保障が重複し、実質的に「二重加入」となる可能性があります。団信革命の金利上乗せ分は、保険料に相当するため、既存保険が充実しているなら追加負担の必要性を慎重に見極めるべきです。


「団信革命はいらない」と判断するには、現在の保障内容とローン残高に対する必要性を照らし合わせることが重要です。

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民間保険で死亡・疾病・就業不能リスクを十分にカバーしている場合、団信革命の加入は費用面で非効率になる可能性があります。


保障の重複を避けるためにも、保険証券を確認し、団信との役割分担を明確にしたうえで、必要な保障だけに絞る判断が求められます。

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りそな銀行の団信革命はどんな人に向いてる?

 

りそな銀行の「団信革命」は、従来の団体信用生命保険よりも保障範囲が広く、就業不能や重度障害などにも備えられる点が特徴です。


しかし、すべての人にとってベストな選択肢とは限りません。ライフスタイルや家計状況、既存の保険との兼ね合いによって、必要性は大きく変わってきます。


ここでは、「団信革命が自分に向いているかどうか」を見極めるために、以下の2つの視点から整理します。


  • 団信革命が向いている人
  • 団信革命がいらない人


それぞれの特徴を理解し、自分に合った保障の選び方を考える参考にしてください。

団信革命が向いている人

では団信革命が向いているのはどのような人なのでしょうか。

以下のような方には、りそな銀行の「団信革命」が向いていると言えるでしょう。


  • 借入金額が大きく、返済期間が長い人
  • 自営業・フリーランスなど、就業不能リスクに備えたい人
  • 既存の生命保険・医療保険が不十分な人
  • 家族の生活保障を重視し、万が一の備えを厚くしたい人
  • 健康状態に自信があり、団信の審査を通過しやすい人


団信革命は、住宅ローン返済中の重度疾病や就業不能に備える特約型団信です。特に借入額が大きく、長期返済となる場合は、万が一のリスクが家計に与える影響も大きくなります。


また、自営業者などは公的保障が限定的なため、団信による備えが有効です。既存保険が手薄な場合や、家族の生活を守るために保障を厚くしたい方にとっては、金利上乗せ分を「安心料」として受け入れる価値があるといえるでしょう。

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団信革命の加入を検討する際は、借入額・返済期間・職業・既存保険の内容を総合的に見直すことが重要です。


保障の重複や過不足を避け、家計とライフプランに合った設計をすることで、無理なく安心を得られる選択が可能になります。

団信革命がいらない人

では逆に、団信革命でなくてもよいのはどのような人なのでしょうか。

以下のような方は、りそな銀行の「団信革命」を選ばず、一般団信や必要最小限の特約で十分な場合があります。


  • 既に民間保険で死亡・疾病・就業不能に備えている人
  • 借入金額が少なく、返済期間も短い人
  • 金利上乗せによる返済増加を避けたい人
  • 健康リスクが低く、保障の必要性が限定的な人
  • 将来的に他行への借り換えを検討している人


団信革命は手厚い保障を提供する一方で、金利上乗せによる返済負担が生じます。既存の保険で十分に備えている場合や、借入額・返済期間が限定的である場合は、一般団信で必要十分なケースも多く、過剰な保障となる可能性があります。


また、借り換え時に保障が引き継げない点も考慮すべきです。迷った場合は、FP相談を活用し、保障の重複や費用対効果を客観的に見極めることが重要です。

井村FP

団信選びは「安心」と「コスト」のバランスが鍵です。団信革命が不要かどうかは、既存保険の内容や返済計画との整合性で判断できます。


FP相談では、他行の団信特約との比較や保険の見直しも含め、最適な選択肢を導くサポートが可能です。納得のいく判断を下すために、専門家の視点を活用しましょう。

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【まとめ】りそな銀行の団信革命は「保障内容とコストのバランス」で判断しよう

りそな銀行の団信革命について、メリット・デメリットを整理しつつ、どんな人に向いているのかうぃ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


りそな銀行の「団信革命」は、重度疾病や就業不能など幅広いリスクに備えられる一方で、金利上乗せによる返済負担や保障条件の厳格さ、既存保険との重複など、慎重な検討が必要なポイントも多くあります。


借入額や返済期間、職業、既存保険の内容などを踏まえ、「安心料」としてのコストを許容できるかが判断の分かれ目です。団信革命はいらないと感じる方も、保障の必要性と費用対効果を冷静に見極めることが重要です。


判断に迷う方は、マネーキャリアの無料FP相談を活用すれば、銀行員とは異なる中立的な立場から、団信の選び方や保険の見直しを含めた総合的なアドバイスが受けられます


他行との比較やライフプランに沿った保障設計も可能です。迷ったときこそ、納得のいく選択のために専門家の力を借りましょう。

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