内容をまとめると
- 骨粗鬆症でも条件を満たすことで生命保険に入れる可能性がある
- 骨粗鬆症でも加入できる生命保険の種類は「通常の生命保険(部位不担保)」「引受基準緩和型保険」など
- 骨粗鬆症の方が生命保険に入る際の注意点として「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家(FP)に相談する」などがある
- 知識がないまま生命保険の契約を決めて後悔する人がいる
- そこで、相談満足度98.6%・相談実績100,000件以上のマネーキャリアに相談するのがおすすめであり、無料で何度でもオンライン相談が可能で、スマホで30秒で簡単に申し込み可能!
骨粗鬆症の方は生命保険に入れるか不安に感じるかもしれませんが、条件を満たすことで加入することが可能です。ただし、通常の生命保険に加入できないケースもあるため、加入できる保険の種類や、申し込む際の注意点について事前に知っておくことが大切です。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 骨粗鬆症でも生命保険に入れる可能性がある
- 骨粗鬆症でも入りやすい生命保険2種類を紹介
- 通常の生命保険(部位不担保)
- 引受基準緩和型保険
- 骨粗鬆症で生命保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の保険会社を比較する
- 保険の専門家(FP)に相談する
- 骨粗鬆症とは?骨がもろくなり骨折リスクが高まる病気
- 骨粗鬆症で利用できる公的保障制度
- 治療費を軽減する高額療養費制度
- 働けないときに受けられる傷病手当金
- 日常生活に支障がある場合の障害年金制度
- 治療や生活支援に使える生活保護制度
- 骨粗鬆症の生命保険に関するよくある質問
- Q1:骨粗鬆症による骨折で入院したら給付金はもらえますか?
- Q2:治療薬は給付金の対象ですか?
- Q3:治療歴がある場合に告知は必要ですか
- 骨粗鬆症の生命保険の加入で悩んだら取るべき方法とは?
- 骨粗鬆症の生命保険の加入可否や取れる対策まとめ
骨粗鬆症でも生命保険に入れる可能性がある
結論、骨粗鬆症でも生命保険に加入できる可能性はあります。
ただし、骨粗鬆症の悪化や再発の可能性が高いと判断されると、通常の生命保険に加入できない可能性もあります。
医療保険に加入する際、現病歴や既往歴について、保険会社に対して正確な情報を伝える「告知」をするのが義務です。
現病歴や既往歴のある方は健康な方と比べて保険金を受け取る可能性が高いため、公平を期す観点から加入者のリスクが均一になるように目指す目的があります。
骨粗鬆症になったことがあっても隠さず、告知の際に正確に申告しましょう。
骨粗鬆症でも入りやすい生命保険2種類を紹介
- 通常の生命保険(部位不担保)
- 引受基準緩和型保険
通常の生命保険(部位不担保)
引受基準緩和型保険
- 現在入院をしているか、または最近3ヵ月以内に医師から入院や手術をすすめられたことがあるか
- 過去1~2年以内に入院または手術を受けたことがあるか
- 過去5年以内にがんまたは上皮内新生物・肝硬変・認知症・統合失調症・アルコール依存症などで医師の診断・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか
骨粗鬆症で生命保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の生命保険を比較する
- 保険の専門家(FP)に相談する
告知義務違反に注意する
- 直近3ヵ月の健康状態
- 過去5年以内での健康状態
- 過去2年以内の健康診断の結果
- 身体の障害があるか
- がんの罹患や疑いがあるか など
複数の保険会社を比較する
保険の専門家(FP)に相談する
3つめの注意点は、保険を検討する際は1人で悩まずに保険の専門家(FP)に相談することです。
保険の専門家(FP)はあらゆる保険の加入条件やプラン内容を熟知しており、相談者の方の骨粗鬆症の治療状況に応じて適切な保険を案内してくれます。
また、専門家なら骨粗鬆症の方が抱えやすい疑問や不安についても丁寧に解説してくれます。
骨粗鬆症の経験があっても入れる生命保険(医療保険)を探している方は、まずは相談してみましょう。
骨粗鬆症とは?骨がもろくなり骨折リスクが高まる病気
骨粗鬆症は、骨の量が少なくなって骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
全国には約1,000万人の患者がいるともいわれており、高齢化が進んでいることから患者数は増加の傾向にあります。
全身の骨の骨形成と骨吸収のバランスが崩れることでおこり、骨がスカスカになるのが主な原因です。
骨粗鬆症と診断されると内服薬や注射などによる治療を行い、骨折した場合は骨折の症状に合わせて治療をおこないます。
骨粗鬆症で利用できる公的保障制度
ここからは、骨粗鬆症で利用できる公的保障制度を解説します。
具体的に利用できる公的保障制度は以下のとおりです。
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 障害年金制度
- 生活保護制度
骨粗鬆症の方が民間の生命保険の保障を受けられない場合でも、上記の公的制度の保障を受けることは可能です。
治療費を軽減する高額療養費制度
働けないときに受けられる傷病手当金
- 業務外でのケガや病気が原因であること
- 仕事に就けない状態と判断されること
- 連続する3日を含む4日以上仕事に就けないこと
- 休み中に給与の支払いがないこと
- 傷病手当金の支給開始日以前の継続した12ヵ月の各月の「標準報酬月額」を平均した金額÷30日×2/3
日常生活に支障がある場合の障害年金制度
3つめは、障害年金制度です。
骨粗鬆症というだけでは障害年金の対象になる可能性は低いですが、骨粗鬆症になったことで筋力や関節の基準を満たすと障害年金を受給できる場合があります。
ただし、骨粗鬆症の程度によっても、何級に該当するかが異なる場合があります。
治療や生活支援に使える生活保護制度
骨粗鬆症の生命保険に関するよくある質問
- Q1:骨粗鬆症による骨折で入院したら給付金はもらえますか?
- Q2:治療薬は給付金の対象ですか?
- Q3:治療歴がある場合告知は必要ですか
Q1:骨粗鬆症による骨折で入院したら給付金はもらえますか?
骨粗鬆症で入院したとき、生命保険に加入済みであれば入院給付金を受け取れる可能性があります。
給付金の金額や支払い日数は、加入した生命保険の種類や特約によっても異なります。
また、加入した保険の種類によっては保障されないこともあるため注意が必要です。
例えば「部位不担保」の生命保険に加入している場合、骨が部位不担保に指定されていると骨粗鬆症での入院が保障されません。
入院の際は、加入している生命保険の特約や保障範囲を必ず確認しましょう。
Q2:治療薬は給付金の対象ですか?
骨粗鬆症の治療薬が処方され、治療薬の購入にお金を支払っても生命保険の給付金の対象にはなりません。
生命保険の給付金の対象になるのは、主に以下のような場合です。
- 検査入院や、骨折による入院など(入院給付金)
- 骨折の手術や骨粗鬆症の治療のための手術(手術給付金)
- 医師の指示による入院やリハビリ(通院給付金) など
Q3:治療歴がある場合に告知は必要ですか
過去に骨粗鬆症をはじめ、何らかの病気の治療歴がある場合、生命保険に申し込む際に「告知」が必要です。
告知すべき内容を意図して隠したり、軽い症状で申告したりすると、告知義務違反に該当します。
告知義務違反になると保険金や給付金が支払われなかったり、契約を解除されたりすることがあるため注意が必要です。
治療状況に応じた正しい告知の方法がわからない方は、保険の専門家(FP)に相談しましょう。
骨粗鬆症の生命保険の加入で悩んだら取るべき方法とは?

保険に関するすべての悩みにオンラインで解決できる
マネーキャリア:https://money-career.com/
<マネーキャリアのおすすめポイントとは?>
・お客様からのアンケートでの満足度や実績による独自のスコアリングシステムで、共済や民間の生命保険に知見の豊富な、ファイナンシャルプランナーのプロのみを厳選しています。
・もちろん、共済や民間の生命保険だけではなく、資産形成や総合的なライフプランの相談から最適な解決策を提案可能です。
・マネーキャリアは「丸紅グループである株式会社Wizleap」が運営しており、満足度98.6%、相談実績も100,000件以上を誇ります。
<マネーキャリアの利用料金>
マネーキャリアでは、プロのファイナンシャルプランナーに「無料で」「何度でも」相談できるので、相談開始〜完了まで一切料金は発生しません。
骨粗鬆症の生命保険の加入可否や取れる対策まとめ
- 骨粗鬆症でも生命保険への加入は可能
- 治療状況によっては特定部位不担保または引受基準緩和型保険にしか加入できないこともある
- 骨粗鬆症の方が生命保険に加入する場合「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家(FP)に相談する」などに気を付けて比較する
- 生命保険以外に「高額療養費制度」「傷病手当金」「障害年金制度」「生活保護制度」を利用できることがある