
子どもの将来のためと思って始めた習い事が、気づけば家計を圧迫していませんか?
「習い事代が高すぎるけど、やめさせるのはかわいそう」
「周りと比べて習い事をさせすぎ?平均はどれくらい?」
そんなふうに悩むご家庭は少なくありません。
結論から言えば、習い事は家計に無理のない範囲で取り組めば、子どもの成長と家計のバランスを両立できます。
この記事では、習い事にかかる平均費用や収入とのバランス、習い事代のかけすぎを防ぐ具体策を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「子どものために何を優先すべきかわからない」
「教育費と習い事費、どうバランスを取ればいい?」
そんな疑問をお持ちの方も、本記事を読むことで習い事に対する考え方や費用感を見直し、家計に合った判断ができるようになります。
内容をまとめると
- 習い事の平均費用は月額16,000円程度
- 習い事にかかる“見えにくい出費”がある
- お金のかけすぎを防ぐための家計管理・予算の立て方を提案
- マネーキャリアに無料相談すると、家庭に合った支出のバランスを見つけられる

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
習い事にお金をかけすぎ?平均はどれくらい?
一般的な家庭の習い事にかけるお金や、習い事の数がどれくらいなのか気になる方が多いでしょう。
実際、2024年に実施されたベネッセの「小学生の習い事調査」では、以下のようなデータが公表されています。
- 小学生の習い事の月額平均費用は16,676円
- 習い事をしている小学生は全体の70%
- 2つ以上の習い事をしている小学生が54.7%
習い事の費用は収入の何%が目安?
習い事の費用は、世帯収入の5~10%以内に抑えるのが健全なラインです。
なぜなら、固定費や生活費を差し引いたうえで、貯蓄にまわせる余力が必要だからです。
とくに小学生のうちは基礎的な経験が中心となるため、月収の1割を超える支出はお金のかけすぎといえます。
習い事にかかる意外な出費

目立つ月謝や授業料だけでなく、見落とされがちな周辺コストが積み重なって家計を圧迫します。
- 発表会や大会の参加費
- 道具や教材・ユニフォーム代
- 送迎にかかる交通費
- 親同士の交際費
それぞれの費用を詳しく見ていきましょう。
発表会や大会の参加費
発表会や大会の参加費は、意外と高額になることが多い出費です。
音楽やダンスなどのジャンルでは、出演料のほかに会場費や撮影費などが加算されます。
スポーツ系の習い事では、遠征費やエントリー料などで1回数万円かかるケースも珍しくありません。
道具や教材・ユニフォーム代
道具や教材・ユニフォーム代も習い事における代表的なイレギュラー出費です。
ピアノや書道などでは、専用の楽器や筆などの道具が必要になり、品質によって価格差も大きくなります。
スポーツ系では、定期的な買い替えが必要なユニフォームやシューズの費用も無視できません。
交通費
交通費も習い事にかかる見えにくいコストのひとつです。
教室が自宅から遠い場合、バス代や電車賃が毎回発生します。
さらに、複数の習い事を掛け持ちしていると、移動距離が長くなりその分負担も大きくなります。
親同士の交際費
親同士の交際費も、見過ごせない出費です。
発表会後の打ち上げや、グループでの習い事に関する親の会合などが該当します。
参加は任意であっても、関係性を保つために断りづらく、出費が常態化しやすいでしょう。
習い事にお金をかけすぎないためには?

以下の4つのポイントを意識することで、家計への影響を最小限に抑えられます。
- 習い事の予算をあらかじめ設定する
- 同時に複数の習い事を抱えない
- 無料体験を利用して継続の判断をする
それぞれの対策を具体的に解説します。
習い事の予算を決める
習い事にお金をかけすぎないためには、まず予算をしっかり決めることが大切です。
収入に対して習い事に使える金額を明確にし、上限を超えないように管理しましょう。
同時に複数の習い事をしない
同時に複数の習い事をしないことも、出費を抑えるうえで効果的です。
習い事が増えれば、単純にそのぶん費用も膨らんでいきます。
さらに、移動や付き添いなど、時間や労力の負担も比例して大きくなります。
無料体験を活用して見極める
気になる習い事があるなら、無料体験を活用して見極めましょう。
体験教室に参加することで、子どもとの相性や教室の雰囲気を事前に確認できます。
入会後すぐに辞めてしまうと、入会金や初期費用が無駄になる可能性があるでしょう。
家計管理をして習い事代を捻出する
習い事にお金をかけたいなら、家計管理を徹底して費用を捻出しましょう。
食費や光熱費、通信費などの支出を見直すことで、余剰資金を生み出せます。
習い事にお金をかけすぎな方のよくある質問
習い事にお金をかけすぎな方のよくある質問を紹介します。
- お金をかけずに習い事や体験をさせる方法はある?
- 習い事をやめるべきタイミングは?
- 家計が厳しくても子どものやりたいことを応援するには?
それぞれの回答を見ていきましょう。
お金をかけずに習い事や体験をさせる方法はある?
お金をかけずに習い事や体験をさせる方法は、実際にいくつも存在します。
市区町村の公民館講座や子ども向けの無料ワークショップ、地域のスポーツクラブなどを活用することで、費用を最小限に抑えられます。
習い事をやめるべきタイミングは?
習い事をやめるべきタイミングは、子どもの心身の負担が表れたときです。
たとえば、毎日のスケジュールに追われて疲れが見えるようになる、友だちとの時間が取れない場合は見直す必要があります。
家計が厳しくても子どものやりたいことを応援するには?
家計が厳しくても子どものやりたいことを応援するには、 まずは優先順位を明確にし、本当に必要な習い事だけを選んでください。
そのうえで家計全体を見直し、固定費や不要な支出を削減することで習い事代を捻出できます。
習い事のお金でお悩みならお金のプロ「マネーキャリア」に相談
子どもの習い事にかかる費用の平均や、収入に対する適正な支出割合、さらに見落としがちな追加費用について解説しました。
習い事は教育的価値が高い一方で、費用がかさむと家計を圧迫しがちです。
まずは習い事にかける予算を明確に設定し、必要以上の出費を見直すことから始めてみてうださい。
とはいえ、「子どもには色々な経験をさせてあげたいけれど、どこで線引きすればいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。
そんなときは、お金のプロの力を借りてみるのがおすすめです。
「マネーキャリア」では、習い事にかかる費用の捻出方法や家計のバランスの取り方を、無料で何度でも相談できます。
習い事の費用に不安を感じている方は、マネーキャリアに相談してみてはいかがでしょうか。