
・iDeCoに関する相談はどこがおすすめいい?
・失敗しないためにも相談先を見極めるための注意点を知りたい
このように感じていませんか?
iDeCoの相談窓口は、以下4種類があるため、それぞれの特徴に合わせて自分に合った相談先を選ぶことが大切です。
- FP
- IFA
- 銀行
- 証券会社
以下は各相談先の特徴をもとに作成した、あなたにぴったりの相談窓口がわかる診断チャートです。どこの相談窓口を選ぶべきか迷う場合は、まずこちらを活用してみましょう!

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 【iDeCoの相談窓口を選ぶ前に!】自分はどこに相談すべきか確認しよう
- 【失敗しないために】iDeCoの相談窓口を選ぶ際の注意点
- 特定の商品に偏った提案にならない相談先を選ぶ
- iDeCoだけでなく様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶ
- 短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶ
- おすすめのiDeCo相談窓口3選|結論:FP・IFAがおすすめ
- マネーキャリア(FP・IFA所属)
- ほけんのぜんぶ
- ほけんの窓口
- 【FP・IFAに相談してどうだった?】実際に相談した方の体験談を紹介
- 30代女性|教育費用と老後資金の備えに関する相談
- 30代女性| iDeCoの運用商品の選び方についての相談
- 40代男性| iDeCoの適切な掛け金がわからないので相談
- 【後悔しないために】iDeCoの相談時によくある失敗例を把握しておこう
- iDeCo以外の選択肢を提案してもらえず自分に合った資産形成方法ではなかった
- 節税効果を意識し過ぎて満額加入してしまい資金不足に陥ってしまう
- NISAなど他の優遇制度との最適な組み合わせを考えないまま加入してしまう
- 【まとめ】おすすめのiDeCo相談窓口
【iDeCoの相談窓口を選ぶ前に!】自分はどこに相談すべきか確認しよう

【失敗しないために】iDeCoの相談窓口を選ぶ際の注意点

iDeCo相談窓口を選ぶときは、相談員の専門性と実績の確認が大切です。
専門性がなければ、資産運用の提案をすることはできません。専門性を持っていたとしても、数多くの顧客へ提案してきた実績がなければ、イレギュラー案件には対応できないでしょう。
ここでは具体的なチェックポイントを3つ、紹介しています。iDeCoの運用について、相談窓口を選ぶ際の参考として確認してみてください。
- 特定の商品に偏った提案にならない相談先を選ぶ
- iDeCoだけでなく様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶ
- 短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶ
特定の商品に偏った提案にならない相談先を選ぶ
iDeCoの相談窓口を選ぶ際は、提案が特定の金融商品に偏らない相談先を選ぶことが大切です。iDeCoで選択できる金融商品には制限がありますので、やたら手数料が高くハイリスクな運用商品は少ないです。
とはいえ、顧客の意見を尊重せずに一方的に金融商品を勧めてくる相談先は避けなければいけません。顧客のライフスタイルや背景を十分に考慮したうえで、最良の提案をしてくれる相談先を選びましょう。
iDeCoだけでなく様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶ
iDeCoが老後の資産形成の有力な選択肢であることに疑いの余地はありませんが、個々の状況次第では最適な運用方法と出口戦略が異なります。相談先を選ぶ際は、iDeCoだけを勧めるのではなく、NISAや預貯金、個人年金保険などいろいろな老後資金の備え方を総合的に案内してくれる専門家を選びましょう。
あらゆる状況をシミュレーションしたうえで、状況に合わせた老後の資産形成を提案してくれる相談先が理想です。相談先を探すときは、相談内容の範囲をよく確認しておいた方が良いでしょう。
短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶ
iDeCoは基本的に60歳まで引き出すことができません。老後の資産形成に特化した運用商品と言っても良いでしょう。とはいえ、ライフプランにおいては、住宅購入や教育資金といった、中長期的な資産形成が求められることも多いです。
マネーライフプランを考えるときは、広い視野が必要です。iDeCoだけに偏らず、バランスの良い運用方法を確立しなければいけません。iDeCoをはじめとした長期の資産形成の他に、中長期目線での資産運用も考えておく必要があります。
おすすめのiDeCo相談窓口3選|結論:FP・IFAがおすすめ
iDeCoの相談を検討するときは、中立的な立場から中長期かつバランスの良い視点を持つ相談先のピックアップをお勧めします。
バランスの良い提案が期待できるのは、FPやIFAです。FPは一つの分野にとらわれることなく、幅広い視点から適切なアドバイスができます。より具体的なマネーライフプランを伝えると、個別最適化された提案をしてくれるでしょう。
IFAは他の金融機関との利害関係がないことから、偏った商品の提案がありません。余計な商品のあっせんが苦手な方は、IFAへの相談がおすすめです。
相談窓口 | マネーキャリア (FP・IFA所属) | ほけんのぜんぶ | ほけんの窓口 |
---|---|---|---|
相談料 | 無料 | 無料 | 無料 |
相談可能 ジャンル | iDeCo NISA 資産運用ライフプラン 保険など 幅広く対応 | 保険を中心に 家計全般の相談に対応 | 保険 NISA(一部店舗) |
専門家の プロフィール掲載 | ○ (Web上で専門家情報を公開) | △ (FP紹介時に案内) | × (担当者指名は不可) |
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
オンライン相談 | ○ | ○ | ○ |
訪問相談 | ○ | ○ | × |
店舗相談 | × | × | ○ |
詳細 | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
公式サイト | マネーキャリア 公式サイト | ほけんのぜんぶ 公式サイト | ほけんの窓口 公式サイト |
マネーキャリア(FP・IFA所属)

マネーキャリアの最大の特徴は、3,500名ものFPの中から自分の相談内容に合わせてマッチングできる点です。多くのFPの中から自分の相談ごとにピッタリの相談員を選べるため、ミスマッチが起きる可能性が低いです。
お客さま満足度98.6%は、マネーキャリアがミスマッチなく相談に対応している証拠と言っても過言ではありません。
iDeCoの相談なら、過去に類似案件を対応したことのあるFP相談員を選べば大きく間違えることはないでしょう。実績が確認できる点も、マネーキャリアの強みです。
<マネーキャリアの利用料金>
マネーキャリアでは、プロのファイナンシャルプランナーに 「無料で」「何度でも」相談できるので、相談開始〜完了まで一切料金は発生しません。
<マネーキャリアの口コミ>
ほけんのぜんぶ

ほけんのぜんぶは、無料でFPに保険相談ができるサービスです。40社以上の保険商品を取り扱っており、死亡保険や医療保険、学資保険など、数々の保険から個人の状況やニーズにぴったりのプランを提案してくれます。
FP資格を持つ専門家が相談に対応してくれる点や、オンライン相談や訪問相談など、場所を選ばずに相談できる点などは、ほけんのぜんぶの強みです。保険のみならず、家計の見直しや教育資金、老後資金などお金に関する色々な相談にも対応してくれます。
ほけんの窓口

ほけんの窓口は、日本全国に数多くの店舗を構える来店型の保険相談サービスです。40社以上の生命保険や損害保険会社の商品を取り扱っており、複数の保険商品を比較しつつ相談員に無料で相談できます。
ほけんの窓口の強みは、店舗数の多さによるアクセスの良さ、多くの保険会社の商品から保険を選べる点、何度でも無料で相談できる、などが挙げられます。オンライン相談にも対応しているため、自宅からでも気軽に相談できます。
【FP・IFAに相談してどうだった?】実際に相談した方の体験談を紹介
実際にFPやIFAに相談して、悩みや課題解決の糸口を掴んだ人の体験談を3つ紹介します。
- 30代女性|教育費用と老後資金の備えに関する相談
- 30代女性| iDeCoの運用商品の選び方についての相談
- 40代男性| iDeCoの適切な掛け金がわからないので相談
30代女性|教育費用と老後資金の備えに関する相談
直近では子供の教育費の問題、長期的には自分たちのセカンドライフに向けた資産形成の課題を抱えていました。具体的には、いつから、どのように学資保険やNISAなどを活用すべきか、毎月いくら積み立てるべきか、という内容を相談しました。
また、夫婦2人の老後資金としていくら必要なのか、 iDeCoやNISAの活用方法などといった課題も重要な懸念点です。教育費と老後資金のバランスについて、アドバイスを求めたところ、状況に合わせた適切なタイミングや方法のアドバイスを受けることができました。
30代女性| iDeCoの運用商品の選び方についての相談
iDeCoは拠出した掛け金を自分で運用して、運用成果次第で将来の受取額が決定される年金制度です。掛け金で買付する商品は自分で選ばなければいけません。商品ラインナップから選ぶように設計されており、複数の運用商品を組み合わせて運用を続けていきます。
iDeCoの運用商品を大きく分けると、定期預金と投資信託の2種類です。30代の女性は、 iDeCoの運用商品の考え方がいまいち理解できなかったため、相談窓口へ相談してみました。結果として、自分のリスク許容度に応じた商品選択のアドバイスを得ることができました。
40代男性| iDeCoの適切な掛け金がわからないので相談
iDeCoの掛け金は月5,000円から1,000円単位で自由に設定できます。また、12月だけ、1月と7月、のように拠出する月を指定することも可能です。拠出金額の上限は20,000円に設定されていますが、初めて iDeCoをスタートする人にとっては、実際にどのくらいの掛け金に設定したら良いのか、具体的なイメージができません。
そこで、40代の男性は、適切な掛け金について相談窓口へ相談しました。加入者の平均掛け金額を参考にする方法や、目標とする積立額から逆算する方法のアドバイスをもらい、家計の状況に合わせた、適切な掛け金額を見つけ出すことができました。
【後悔しないために】iDeCoの相談時によくある失敗例を把握しておこう

- iDeCo以外の選択肢を提案してもらえず自分に合った資産形成方法ではなかった
- 節税効果を意識し過ぎて満額加入してしまい資金不足に陥ってしまう
- NISAなど他の優遇制度との最適な組み合わせを考えないまま加入してしまう
iDeCo以外の選択肢を提案してもらえず自分に合った資産形成方法ではなかった
iDeCoの運用方法で相談したとはいえ、 iDeCo以外の資産形成について何も提案してもらえない、という失敗事例もあります。 iDeCoは、長期運用と節税において、とても有効な運用方法ですが、中期の資産形成をカバーする目的としては有効とは言えません。
ライフプランに見合う資産形成では、柔軟性は欠かせません。緊急にお金が必要になった場合の資金の確保はとても大切です。相談窓口には、あらゆる事態に備えた提案内容が求められます。
節税効果を意識し過ぎて満額加入してしまい資金不足に陥ってしまう
iDeCoは掛け金の全てが控除の対象となるため、NISAなど他の運用方法に比べてもメリットが大きいです。iDeCoの掛け金は5,000円から始められ、1,000円単位で最大月額20,000円までとなっています。
企業年金に加入している場合は、合算で62,000円までです。上限20,000円を1年かけ続けた場合、控除金額は24万円です。節税方法が少ない勤め人の人にとっては、魅力的な運用商品ではないでしょうか。
NISAなど他の優遇制度との最適な組み合わせを考えないまま加入してしまう
iDeCoとNISAはどちらも税制優遇がある資産形成の制度です。iDeCoは基本的に60歳まで解約できない長期運用がメインの運用制度です。一方でNISAは口座で保有している投資信託などを途中で売却することもできます。
iDeCoを長期運用限定として、中長期での運用を目的に流動性を確保できるNISAを組み合わせるとうまく噛み合います。iDeCoの運用を考える時は、NISAや預貯金などある程度流動性を確保できる状態を作っておくことも大切です。
【まとめ】おすすめのiDeCo相談窓口
この記事では、iDeCoの相談窓口はどこがおすすめなのか、FPがおすすめの理由を解説しました。
iDeCoの相談窓口はFPがおすすめの理由は以下の通りです。
- iDeCoで相談窓口を選ぶ際は、相談方式、料金、専門性、信頼性の4つに注目するべき
- iDeCoについて対面窓口で相談できる金融機関は少なく、現時点では一部の銀行、一部の証券会社、FPのみ
- 銀行や証券会社などの金融機関で相談した場合、自社やグループの商品を勧める場合が多いので注意が必要
