
・iDeCoに関する相談先はどこがおすすめ?
・失敗しないためにも自分に合った相談先を選びたい
このように感じていませんか?
iDeCoの相談先には、以下4種類があるため、それぞれの特徴に合わせて自分に合った相談先を選ぶことが大切です。
- IFA
- FP
- 銀行
- 証券会社
以下は各相談先の特徴をもとに作成した、あなたにぴったりの相談窓口がわかる診断チャートです。どこの相談窓口を選ぶべきか迷う場合は、活用してみましょう!

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- iDeCoはどこに相談すべき?自分に合う相談先を確認しよう
- 【失敗しないために】iDeCoの相談窓口を選ぶ際の注意点
- 特定の商品に偏った提案にならない相談先を選ぶ
- iDeCoだけでなく様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶ
- 短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶ
- おすすめのiDeCo相談窓口3選|結論:IFA・FPがおすすめ
- マネーキャリア(FP・IFA所属)
- マネイロ
- IFAナビ
- 【IFA・FPに相談してどうだった?】実際に相談した方の体験談を紹介
- 30代女性|教育費用と老後資金の備えに関する相談
- 30代女性| iDeCoの運用商品の選び方についての相談
- 40代男性| iDeCoの適切な掛け金がわからないので相談
- 【後悔しないために】iDeCoの相談時によくある失敗例を把握しておこう
- iDeCo以外の選択肢を提案してもらえず自分に合った資産形成方法ではなかった
- 節税効果を意識し過ぎて満額加入してしまい資金不足に陥ってしまう
- NISAなど他の優遇制度との最適な組み合わせを考えないまま加入してしまう
- 【まとめ】おすすめのiDeCo相談窓口
iDeCoはどこに相談すべき?自分に合う相談先を確認しよう
【失敗しないために】iDeCoの相談窓口を選ぶ際の注意点

iDeCo相談窓口を選ぶときのポイントとして、ここからは以下のチェックポイントを3つを紹介していきます。
- 特定の商品に偏った提案にならない相談先を選ぶ
- iDeCoだけでなく様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶ
- 短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶ
特定の商品に偏った提案にならない相談先を選ぶ
iDeCoの相談窓口を選ぶ際は、提案が特定の金融商品に偏らない相談先を選ぶことが大切です。
例えば、顧客の意見を尊重せずに一方的に金融商品を勧めてくる相談先は避けなければいけません。
顧客のライフスタイルや背景を十分に考慮したうえで、最良の提案をしてくれる相談先を選びましょう。
iDeCoだけでなく様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶ
iDeCoだけでなく、様々な老後資金の備え方を提案してくれる相談先を選ぶことも重要です。
iDeCoが老後の資産形成の有力な選択肢であることはもちろんですが、年齢や資産状況によってはNISAなど他の貯蓄方法と組み合わせる方が効果的なこともあります。
そのため、幅広い選択肢での貯蓄シミュレーションをしたうえで、老後の資金計画を総合的にアドバイスしてくれる窓口を探すことがおすすめです。
短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶ
短中期的な資産形成方法も同時に提案してくれる相談先を選ぶことも大切です。
なぜなら、iDeCoは基本的に60歳まで引き出すことができないため、短中期的な資産形成を踏まえずに運用を始めると必要なタイミングで資産を引き出せず資金不足に陥る可能性があるためです。
出産・教育資金や親の介護費用、住宅ローンの返済など、まとまったお金が必要なタイミングを洗い出し、そこに合わせた資金計画についてもアドバイスをもらえる窓口を見つけましょう。
おすすめのiDeCo相談窓口3選|結論:IFA・FPがおすすめ
iDeCoの相談先としておすすめなのはIFA・FPに無料で相談できる窓口です。
ここでは、編集部が厳選したiDeCoの相談窓口おすすめ3社を紹介します。いずれも相談料は無料で、FPまたはIFAが在籍しており、中立的なアドバイスを受けられる窓口です。
それぞれの特徴を比較表にまとめたので、参考にしてください。
相談窓口 | マネーキャリア (IFA・FP所属) | マネイロ (IFA所属) | IFAナビ (IFA所属) |
---|---|---|---|
相談料 | 無料 | 無料 | 無料 |
相談可能 ジャンル | iDeCo NISA 資産運用ライフプラン 教育資金 老後資金 家計 住宅ローン 保険 など幅広く対応 | NISA iDeCo 資産運用 保険 | NISA iDeCo 資産運用 保険 ※提携先によって 異なる |
専門家の プロフィール掲載 | ○ (Web上で専門家情報を公開) | × | × |
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
オンライン相談 | ○ | ○ | △ |
訪問相談 | ○ | ー | △ |
店舗相談 | × | ー | ○ |
詳細 | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
公式サイト | マネーキャリア 公式サイト | マネイロ 公式サイト | IFAナビ 公式サイト |
マネーキャリア(FP・IFA所属)

マネーキャリアは、IFAとFPが両方所属する相談窓口です。
iDeCoに関しては、以下のように幅広い相談が可能です。
- 基礎知識
- 金融機関選び
- iDeCoの商品選び
- 拠出額
- 運用のポイント
- 節税シミュレーション
家計を第一に考えたアドバイスを大事にしており、お客さま満足度98.6%・相談実績10万件と多くの利用者から利用されている窓口です。
<マネーキャリアの口コミ>
マネイロ
マネイロは、IFAが所属する相談窓口です。
まずはiDeCoがあなたの目的に合った老後資金の準備方法なのかを診断し、そのうえでiDeCoの始め方やプランについて具体的なアドバイスがもらえます。
オンライン相談に特化した窓口で、スマホから気軽に相談したい方におすすめです。
IFAナビ
IFAナビは、全国のIFAと提携しており、ユーザーとIFAのマッチングをサポートしています。
専門のコンシェルジュがいるため、IFAについてわからないことや不安があれば、紹介前に質問することも可能です。
提携しているIFA窓口によってはオンライン相談に対応しているところもあるため、地方居住者でも利用ができます。
【IFA・FPに相談してどうだった?】実際に相談した方の体験談を紹介
実際にFPやIFAに相談して、悩みや課題解決の糸口を掴んだ人の体験談を3つ紹介します。
- 30代女性|教育費用と老後資金の備えに関する相談
- 30代女性| iDeCoの運用商品の選び方についての相談
- 40代男性| iDeCoの適切な掛け金がわからないので相談
30代女性|教育費用と老後資金の備えに関する相談
直近では子供の教育費の問題、長期的には自分たちのセカンドライフに向けた資産形成の課題を抱えていました。具体的には、いつから、どのように学資保険やNISAなどを活用すべきか、毎月いくら積み立てるべきか、という内容を相談しました。
また、夫婦2人の老後資金としていくら必要なのか、 iDeCoやNISAの活用方法などといった課題も重要な懸念点です。教育費と老後資金のバランスについて、アドバイスを求めたところ、状況に合わせた適切なタイミングや方法のアドバイスを受けることができました。
30代女性| iDeCoの運用商品の選び方についての相談
iDeCoは拠出した掛け金を自分で運用して、運用成果次第で将来の受取額が決定される年金制度です。掛け金で買付する商品は自分で選ばなければいけません。商品ラインナップから選ぶように設計されており、複数の運用商品を組み合わせて運用を続けていきます。
iDeCoの運用商品を大きく分けると、定期預金と投資信託の2種類です。30代の女性は、 iDeCoの運用商品の考え方がいまいち理解できなかったため、相談窓口へ相談してみました。結果として、自分のリスク許容度に応じた商品選択のアドバイスを得ることができました。
40代男性| iDeCoの適切な掛け金がわからないので相談
iDeCoの掛け金は月5,000円から1,000円単位で自由に設定できます。また、12月だけ、1月と7月、のように拠出する月を指定することも可能です。拠出金額の上限は20,000円に設定されていますが、初めて iDeCoをスタートする人にとっては、実際にどのくらいの掛け金に設定したら良いのか、具体的なイメージができません。
そこで、40代の男性は、適切な掛け金について相談窓口へ相談しました。加入者の平均掛け金額を参考にする方法や、目標とする積立額から逆算する方法のアドバイスをもらい、家計の状況に合わせた、適切な掛け金額を見つけ出すことができました。
【後悔しないために】iDeCoの相談時によくある失敗例を把握しておこう

- iDeCo以外の選択肢を提案してもらえず自分に合った資産形成方法ではなかった
- 節税効果を意識し過ぎて満額加入してしまい資金不足に陥ってしまう
- NISAなど他の優遇制度との最適な組み合わせを考えないまま加入してしまう
iDeCo以外の選択肢を提案してもらえず自分に合った資産形成方法ではなかった
iDeCoの運用方法で相談したとはいえ、 iDeCo以外の資産形成について何も提案してもらえない、という失敗事例もあります。 iDeCoは、長期運用と節税において、とても有効な運用方法ですが、中期の資産形成をカバーする目的としては有効とは言えません。
ライフプランに見合う資産形成では、柔軟性は欠かせません。緊急にお金が必要になった場合の資金の確保はとても大切です。相談窓口には、あらゆる事態に備えた提案内容が求められます。
節税効果を意識し過ぎて満額加入してしまい資金不足に陥ってしまう
iDeCoは掛け金の全てが控除の対象となるため、NISAなど他の運用方法に比べてもメリットが大きいです。iDeCoの掛け金は5,000円から始められ、1,000円単位で最大月額20,000円までとなっています。
企業年金に加入している場合は、合算で62,000円までです。上限20,000円を1年かけ続けた場合、控除金額は24万円です。節税方法が少ない勤め人の人にとっては、魅力的な運用商品ではないでしょうか。
NISAなど他の優遇制度との最適な組み合わせを考えないまま加入してしまう
iDeCoとNISAはどちらも税制優遇がある資産形成の制度です。iDeCoは基本的に60歳まで解約できない長期運用がメインの運用制度です。一方でNISAは口座で保有している投資信託などを途中で売却することもできます。
iDeCoを長期運用限定として、中長期での運用を目的に流動性を確保できるNISAを組み合わせるとうまく噛み合います。iDeCoの運用を考える時は、NISAや預貯金などある程度流動性を確保できる状態を作っておくことも大切です。
【まとめ】おすすめのiDeCo相談窓口
この記事では、iDeCoの相談窓口はどこがおすすめなのか、FPがおすすめの理由を解説しました。
iDeCoの相談窓口はFPがおすすめの理由は以下の通りです。
- iDeCoで相談窓口を選ぶ際は、相談方式、料金、専門性、信頼性の4つに注目するべき
- iDeCoについて対面窓口で相談できる金融機関は少なく、現時点では一部の銀行、一部の証券会社、FPのみ
- 銀行や証券会社などの金融機関で相談した場合、自社やグループの商品を勧める場合が多いので注意が必要
