
「新NISAは毎月いくら積み立てるのがおすすめ?」
「月いくら積み立てると良いのか平均額を知りたい」
とお悩みではないでしょうか。
結論、新NISAの月の平均額は58,628円ですが、適正額は年代やライフプランによって大きく異なります。
この記事では、新NISAで月いくら積立すると良いかの平均積立額を年代別で詳しく解説します。
さらに、金額設定時に考慮すべきポイントや、専門家への無料相談の活用方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
▼この記事を読んでほしい人
- 新NISAで毎月いくら積み立てようか迷っている人
- 月いくら積み立てると将来いくらになるのかシミュレーション結果を知りたい人
- 自分の年齢ではいくら積み立てると効果的なのか知りたい人
- 新NISAの積立金額設定で失敗したくない人

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 新NISAで毎月いくら積み立てている?年代別の平均積立額を紹介
- 新NISAは毎月いくらから・いくらまで積み立てられる?
- 月の最低積立金額
- 月の最高積立金額
- 新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント
- 収入の10%を運用資金の目安にする
- 生活費を確保して無理のない範囲で積立額を設定する
- 目標額と運用年数から毎月の積立額を逆算する
- 【年代別】新NISAは毎月いくら積み立てるのがベスト?
- 20代:月3万円
- 30代:月3.5万円
- 40代:月4万円
- 50代:月5万円
- 新NISAの積立に関するよくある質問
- 積立金額は途中で変更できる?
- 効果的に資産を増やすために意識すべきことは?
- 年度途中からの開始で使える「ボーナス設定」ってなに?
- 新NISAで毎月いくら積み立てるか迷ったらマネーキャリアに無料相談【まとめ】
新NISAで毎月いくら積み立てている?年代別の平均積立額を紹介
新NISAで毎月いくら積み立てているか年代別の平均積立額を調査しました。
まずはじめに、全年代の平均積立額は58,628円でした。
年代別の平均積立額は以下のとおりです。
※参照:新NISA利用状況|金融庁
新NISAは毎月いくらから・いくらまで積み立てられる?
- 月の最低積立金額
- 月の最高積立金額
月の最低積立金額
月の最低積立金額は100円から始められるのが一般的です。
実際に、以下の主要ネット証券各社では最低積立金額を100円、1円単位で設定しており少額でも手軽にスタート可能です。
これにより、少額投資を通じてリスクを抑えながら資産形成の習慣を身につけることが可能です。
長期的な運用成果を得るためにも、まずは少額から始めることが賢明な選択肢といえます。
月の最高積立金額
新NISAでは、月あたりの最高積立金額は10万円です。
これは、新NISAの「つみたて投資枠」の年間上限120万円を12ヶ月で割った額に相当し、長期・分散・積立に適した非課税制度として積立が可能です。
また、同時に「成長投資枠」も併用すれば年間最大360万円まで積立可能です。
以下の表からもわかるように新NISAは旧NISAと比較して積立できる上限金額が大幅に上げられています。
無理のない範囲で積立額を調整しながら、非課税枠を効果的に活用するとよいでしょう。
新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイント
新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントとしては以下3つが挙げられます。
- 収入の10%を運用資金の目安にする
- 生活費を確保して無理のない範囲で積立額を設定する
- 目標額と運用年数から毎月の積立額を逆算する
収入の10%を運用資金の目安にする
生活費を確保して無理のない範囲で積立額を設定する
- 家計の状況を確認
- 生活費・生活防衛資金を確保する
- 残りの余裕資金を新NISAで運用する

目標額と運用年数から毎月の積立額を逆算する
新NISAで毎月いくら積立するか決める際のポイントの2つ目は「目標額と運用年数から毎月の積立額を逆算する」です。
投資を行う目的はさまざまですが、ライフイベントや老後に向けての資産形成を目的とすることは多いです。その際、目標とする金額があることで、投資に対するモチベーションが保ちやすく、適切な計画を立てられます。
まずは、何年後までにいくら貯めたいのか、目標から1ヵ月あたりの金額を逆算しましょう。計算方法は以下の通りです。
目標とする金額÷運用年数÷12ヵ月=毎月の積立金額
目標額からシミュレーションを行い、毎月いくら積み立てるべきか逆算することで、毎月の積立金額に不安を抱えず計画通りに資産運用を進められます。
【年代別】新NISAは毎月いくら積み立てるのがベスト?
- 20代:3万円
- 30代:3.5万円
- 40代:4万円
- 50代:5万円
20代:月3万円
20代は毎月3万円の積立がおすすめです。
ただし、働き始めたばかりの新社会人は十分に貯蓄がない点を考慮して、月に1万円からの小額投資もおすすめです。
働き始めて間もないので、貯蓄に余裕がないかもしれませんが、まずは少額からでもいいので、投資の習慣を身に付けましょう。
20代の収入分布によると、平均給与は25~30万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である3万円が最適です。
毎月3万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約1,233万円、運用益は約513万円となります。
▼月3万円×20年運用した場合の元本と運用益
元本(万円) | 運用益(万円) | 元本+運用益(万円) | |
---|---|---|---|
25歳 | 180 | 24 | 204 |
30歳 | 360 | 106 | 466 |
35歳 | 540 | 262 | 802 |
40歳 | 720 | 513 | 1,233 |
一人暮らしか実家暮らしかでも、出費額や貯金に回せる金額は変わるため、自分にとって無理のない金額を選択しましょう。
30代:月3.5万円
30代は毎月3.5万円の積立がおすすめです。
30代になると、仕事や生活が安定し、余裕資産が増える人も多いです。一方で、30代は結婚や出産、住宅や車の購入など様々なライフイベントが発生する時期でもあります。
また、子どもがいる家庭では、養育費や教育費も必要となります。そのため、大きな出費も計算に入れて、積立額を設定しましょう。
30代の収入分布によると、平均年収は447万円なので、毎月の積立額は月収の約10%である3.5万円が最適です。
毎月3.5万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約2,913万円、運用益は約1,653万円となります。。
▼月3.5万円×20年運用した場合の元本と運用益
元本(万円) | 運用益(万円) | 元本+運用益(万円) | |
---|---|---|---|
35歳 | 210 | 28 | 238 |
40歳 | 420 | 123 | 543 |
45歳 | 630 | 306 | 936 |
50歳 | 840 | 599 | 1,439 |
40代:月4万円

40代は毎月4万円の積立がおすすめです。
40代では、30代に比べて余裕資金が増えます。毎月の積立額を増やし、資金に余裕がある場合は成長投資枠にも挑戦しましょう。
40代の収入分布によると、平均年収は511万円なので、毎月の積立額は月収の約10%である4万円が最適です。
毎月4万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約1,644万円、運用益は約684万円となります。
▼月4万円×20年運用した場合の元本と運用益
元本(万円) | 運用益(万円) | 元本+運用益(万円) | |
---|---|---|---|
45歳 | 240 | 32 | 272 |
50歳 | 480 | 141 | 621 |
55歳 | 720 | 349 | 1,069 |
60歳 | 960 | 684 | 1,644 |
50代:月5万円
50代は毎月5万円の積立がおすすめです。
50代は、子育てや仕事が一段落着き、収入がピークを迎える方も多い年代です。子どもが大学を卒業するなど、教育資金が落ち着いたら、新NISAの非課税投資枠1,800万円の使い切りや、老後の資産形成も視野に入れながら運用しましょう。
また、「50代から新NISAを始めるのは遅くないか」と不安を感じる方もいますが、40~50代は投資を開始する方が最も多い年代です。決して遅くはなく、不安に思う必要はありません。
50代の収入分布によると、平均年収は607万円ですので、毎月の積立額は月収の約10%である5万円が最適です。
毎月5万円、年利5%で運用した場合、以下のような積立が予想されます。20年後の評価額は約2,055万円、運用益は約855万円となります。
▼月5万円×20年運用した場合の元本と運用益
元本(万円) | 運用収益(万円) | 評価額(万円) | |
---|---|---|---|
55歳 | 300 | 40 | 340 |
60歳 | 600 | 176 | 776 |
65歳 | 900 | 436 | 1,336 |
70歳 | 1,200 | 855 | 2,055 |
新NISAの積立に関するよくある質問
新NISAの積立に関するよくある質問として、以下があります。
- 積立金額は途中で変更できる?
- 効果的に資産を増やすために意識すべきことは?
- 年度途中からの開始で使える「ボーナス設定」ってなに?
積立金額は途中で変更できる?
新NISAの積立金額は途中で自由に変更できます。
年間投資上限360万円以内であれば、月々の積立額を柔軟に設定できる制度であるからです。
たとえば、家計の収支に合わせて月3万円から5万円に増やしたり、出費が重なる月は一時的に減額したりすることも可能です。
ただし、年間の未使用分の投資枠は翌年に繰り越せないため、余裕がある月に調整することも大切です。
無理のない範囲で積立額を見直し、長く続けることが資産形成のカギとなります。
効果的に資産を増やすために意識すべきことは?
年度途中からの開始で使える「ボーナス設定」ってなに?
ボーナス設定とは、年2回任意のタイミングで月の上限額をプラスできるシステムです。ボーナス設定のおかげで、年度の途中から始めた方でも年間上限額まで購入できます。
年度途中から新NISAを始めた場合、月いくら、年間でいくら投資できるのか気になる方も多いです。
そこで、月々の積み立て上限額は変えられませんが、「ボーナス設定を利用することで、月々の上限額に追加で積み立てられます。
新NISAで毎月いくら積み立てるか迷ったらマネーキャリアに無料相談【まとめ】
この記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 新NISAの積立上限額は年間120万円
- 月々の積み立て投資できる最低金額は100円から、最高金額は10万円まで
- 収入の10%を運用資金の目安にする
- 積立金額は途中で変更できる
- 効果的に資産を増やすには、長期・分散を意識する
とはいえ、最適な積立額や商品選びを一人で判断するのは難しいものです。
そこで、迷った際は無料で相談できるマネーキャリアを活用し、無理なく続けられる積立プランを一緒に設計しましょう。
<新マネーキャリアのおすすめポイント>
- お客様アンケートでの満足度や実績による独自のスコアリングシステムで、優秀なFPのみを厳選
- 新NISAだけではなく、資産形成や総合的なライフプランの相談から最適な解決策を提案可能
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20代女性
資産運用について1から丁寧に説明してくださいました!
将来に備えて資産運用をしたいのですが、どんな制度があるか、自分に何が合っているのかがわかっておらず、少額でも始められて気長に続けられるようなものがあったらと思っていました。相談についてもテンポよく明るく話してくださり、図で説明してくださったので、分かりやすかったです。

40代女性
わからなかった資産運用の悩みが明確になりました!
誰かに資産運用について相談したいと思っていたところ、広告が出たのでポチッとしました。新NISAや投資信託、また証券会社について不安だったり不明瞭だった部分をわかりやすく説明くださりました。ただなんとなくだったところがクリアになり、輪郭が見えた感じです!

40代男性
将来を見据えた資産運用のレクチャーをしていただきました!
最初にアウトラインの解説、そこからフォーカスをあてていくご説明のアプローチがとてもわかり易かったのと、次回までにシミュレーションを作成いただけるご丁寧さにとても満足しました。
投資額は収入の10%程を目安にして、生活費の捻出に困ることが無いように留意することが重要です。
※参考:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)