

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 500円から入れるがん保険とは?
- 500円のがん保険のメリット
- 割安な保険料
- 保障内容がシンプルで分かりやすい
- 単一での加入でも、他のがん保険の上乗せとしても使える
- 500円のがん保険のデメリット
- 年齢が若い場合のみ利用できる
- 保障内容に制限がある
- 保険会社によっては定期タイプしかない
- 500円でがん保険に入るべきか迷ったらマネーキャリアに相談!
- 実際にがん保険に500円で加入した人の口コミを調査
- 保障内容に満足していますか?
- 加入してよかったと思う点を教えてください
- 加入して後悔した点を教えてください
- 今後も500円のがん保険を継続したいですか?
- 500円で入れるがん保険はあるが条件は厳しい【まとめ】
500円から入れるがん保険とは?
月額500円のがん保険は、費用を抑えて最低限の保障を得たい若年層向けのプランです。
500円がん保険の主な特徴は以下の通りです。
- 加入可能年齢は主に20〜40代前半
- 診断給付金が中心で、保障は最小限
- 通院・入院・抗がん剤治療は対象外が多い
- 年齢が上がると保険料も上昇
- 手頃な保険料で最低限備えたい人向け
500円のがん保険のメリット
500円のがん保険には、保険料の安さや使い勝手の良さなど、若年層を中心に選ばれる理由があります。
具体的なメリットは以下の通りです。
- 割安な保険料
- 保障内容がシンプルで分かりやすい
- 単一での加入でも、他のがん保険の上乗せとしても使える
保険料を抑えつつ、最低限のがんリスクに備えられるという点が最大の魅力です。
ここからは、メリットについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
割安な保険料
500円のがん保険は、同年代の標準的ながん保険と比べて非常にお手頃です。
一般的ながん保険の月額保険料は、以下のように年代や保障内容によって変わります
- 30代:1,000~3,000円程度
- 40代:2,000~5,000円程度
- 掛け捨て型終身で平均3,000円前後
一方、500円のプランは診断給付金のみを中心にした最小限の保障に特化することで、月額約500円を実現しています。
保障内容や年齢・性別によって差はありますが、標準的な掛け捨て型保険と比較すると保険料が約3分の1~10分の1程度になり、その差は明確です。
このように、月額500円のがん保険は、リーズナブルにがんへの備えをしたい若年層にとって、有効な選択肢です。
保障内容がシンプルで分かりやすい
500円のがん保険は、シンプル設計で理解しやすい保障内容が特徴です。
まず、支払い対象が「がんと診断されたときの一時金」に限定されており、複雑な請求条件が少ないため理解しやすくなっています。
多くのプランでは、診断書があれば入院や治療法に関わらず給付金を一括受け取れる仕組みです。
さらに、給付金の使い道に指定がないため、治療費だけでなく通院費用、差額ベッド代、生活費補填などにも柔軟に対応できます。
このように、最低限の保障ながらも必要なシーンをカバーする内容になっており、保険初心者やコストを抑えたい層にも選びやすい設計です。
単一での加入でも、他のがん保険の上乗せとしても使える
500円のがん保険は、単体でも利用でき、他の保険に上乗せして補完的に使うことも可能です。
上乗せ活用の具体例は以下の通りです。
- 団信(がん特約)ではカバーできない生活費に備える
- 診断給付金が少ない他の保険を補う
- 自費診療や先進医療に備えた資金を確保する
例えば、団信ががん診断時の住宅ローン返済に対応しても、通院費や収入減には対応できません。
そうした不足部分を500円のがん保険で補えば、よりバランスの取れた備えになります。
コストを抑えつつ必要な保障だけを追加できるのが、大きな強みです。
500円のがん保険のデメリット
500円のがん保険は保険料の安さが魅力ですが、年齢制限や保障内容の限界など注意すべき点もあります。
主なデメリットは以下の通りです。
- 年齢が若い場合のみ利用できる
- 保障内容に制限がある
- 保険会社によっては定期タイプしかない
保険料を抑える代わりに、加入できる条件や保障の範囲が限定されているため、自分に合っているか慎重な見極めが必要です。
ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
年齢が若い場合のみ利用できる
500円のがん保険は、加入できる年齢が限られており、すべての人が対象ではありません。
500円がん保険の加入条件は、以下のような条件が一般的です。
- 20〜30代の若年層のみ加入可能
- 年齢が上がると保険料も上昇する
- 一定の年齢を超えると500円では加入できない
がんのリスクは年齢とともに高まるため、保険料の安さを維持できるのは、リスクが比較的低い若年層に限定されます。
そのため、500円のがん保険を検討する場合は、加入可能な年齢かどうかを事前に確認しておくことが大切です。
保障内容に制限がある
500円のがん保険は、保険料を抑えるために保障内容を大きく絞っている点に注意が必要です。
主な制限点は以下の通りです。
- 診断一時金や通院保障など、限られた保障項目のみ
- 手術・抗がん剤治療・先進医療などは対象外のことが多い
- 内容がシンプルなため、手厚い保障を期待するには不十分
例えば、月額500円程度のプランでは、がんと診断されたときの一時金や、場合によっては通院費用程度の保障にとどまることが多いです。
その一方で、手術費用や抗がん剤治療、先進医療などの重要な治療費には対応していないケースが一般的です。
保障内容の制限を理解した上で、不足部分を他保険や貯蓄などで補うことを検討することが重要です。
保険会社によっては定期タイプしかない
500円のがん保険は、一部の保険会社では定期タイプしか用意されておらず、一定期間ごとの更新が必要な場合があります。
主な注意点は以下の通りです。
- 定期タイプは5年〜10年ごとの更新で、年齢が上がると保険料が引き上げられる
- 更新時に健康状態が変わっていると、加入できない可能性もある
- 生涯保障を希望する場合、終身タイプと比べて継続性に不安が残る
実際、月額500円程度のがん保険は定期更新型が多く、更新ごとに保険料が上がる傾向があります。
このタイプでは、将来的に保障を続けたいときに、同じ条件で加入できないリスクがあるため、注意が必要です。
長期保障を重視する場合は、終身タイプを選べる保険や、定期更新後も保障が続くプランも検討しましょう。
500円でがん保険に入るべきか迷ったらマネーキャリアに相談!
500円のがん保険が自分に合っているかどうか、不安や迷いがある方は、専門家に相談するのがおすすめです。
マネーキャリアでは、保険のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)が、がん保険を含む保険の選び方からライフプラン全体まで幅広くサポートします。
マネーキャリアのおすすめポイントは以下の通りです。
- 何度でも無料で相談できる
- 相談実績100,000件以上・満足度98.6%の高評価
- 3,500人以上のFPから厳選された専門家のみが対応
- FPのプロフィール・口コミを事前に確認できて安心
- 全国どこでも対応、オンライン相談もOK
- LINEで簡単予約・土日祝も相談可能
「保険料は抑えたいけど保障はしっかり欲しい」「将来の備えとして他の保険とどう組み合わせるべきか知りたい」そんな方は、マネーキャリアの無料相談をぜひご活用ください。
実際にがん保険に500円で加入した人の口コミを調査
実際に500円のがん保険に加入した方の声からは、「安さ」に対する安心感と、「保障内容」に対する不安の両面が見えてきました。
調査では、以下のような点について実際の加入者に伺いました。
- 保障内容に満足していますか?
- 加入してよかったと思う点を教えてください
- 加入して後悔した点を教えてください
- 今後も500円のがん保険を継続したいですか?
ここからは、それぞれの質問に対する具体的な回答を紹介します。
今回の内容は、クラウドワークスにて2025年7月12日〜16日に実施したアンケート結果をもとに構成しています
※なお、口コミ内容は回答者の主観的な感想や評価であり、すべての人に当てはまるわけではありません。
保障内容に満足していますか?
500円のがん保険に加入した人の多くが、保障内容に「満足している」と回答しました。
しアンケートの結果は以下の通りです。
回答 | 割合 |
---|---|
はい | 88% |
いいえ | 12% |
加入してよかったと思う点を教えてください
多くの回答者が、手頃な保険料で「精神的な安心感」や「最低限の保障が得られたこと」に満足していました。
以下は、実際に500円のがん保険に加入した方々のリアルな声です。

30代女性
お守り代わりでも、いざという時に助けられた

30代男性
最低限の保障で家族への負担が減った
安くでがん保険に加入できた事が1番です。誰にでも起こり得る疾病だと思うので、万が一に備える事で家族の負担軽減に繋がっていると自分では感じています。

30代男性
初期費用に使える診断給付金が心強い
基本的な診断給付金が支給されるため初期費用の負担が軽減され、がんと診断された直後の通院や準備費用に使うことができること。また保障内容がシンプルで分かりやすく、他のがん保険の上乗せとしても使えるのが良かったです。
これらの口コミからは、「安くても役に立つ」という実感が多く語られていました。
検討する際は、自分にとって必要な保障内容かどうかを基準に判断しましょう。
加入して後悔した点を教えてください
500円のがん保険に加入した人の多くが「保障内容の限定さ」や「安さだけで決めたこと」に後悔を感じていました。
以下に実際の加入者の口コミを紹介します。

20代男性
安さで飛びついたが、内容を見て不安に
安いという理由で保障内容もあまり確認せずに加入した事が後悔する点ではあります。現在入っている医療保険などを考慮して、しっかり比較した上で入るべきだったと今では感じています。

40代女性
給付は出たが、自己負担が大きかった
シンプルで安い保険だから仕方ないのですが、保障の範囲がかなり限定的でした。給付金は出たものの、入院や通院が長引いた際の費用は自腹が多くて、結果的にそこまでの安心感は得られなかったです。

30代男性
定期タイプで保険料が上がり解約
加入した時点が20代後半だったのですが、約10年経って年齢に伴う保険料の見直しがきてしまい、実質500円ではなくなってしまいました。家族で相談した結果、解約に至りました。
500円のがん保険は「安くて気軽に入れる」反面、「内容を理解せず加入すると、後悔につながるリスク」があります。
加入前には、給付金の範囲や対象条件、更新の仕組み(定期か終身か)などを確認し、ほかの保険や貯蓄とバランスを取って判断することが大切です。
今後も500円のがん保険を継続したいですか?
アンケートの結果、約8割の方が今後も継続したいと考えていることがわかりました。
結果は以下の通りです。
回答 | 割合 |
---|---|
はい | 80% |
いいえ | 20% |
保険料の手頃さや、最低限のがん保障を得られる安心感から、引き続き契約を続けたいという声が多数を占めています。
「いいえ」と答えた人からは、保障内容の不十分さや年齢による保険料の上昇に対する不安の声もありました。
しかし、多くの方がコストパフォーマンスの高さやお守り代わりとしての価値を実感しているようです。
500円で入れるがん保険はあるが条件は厳しい【まとめ】
ここまで500円で加入できるがん保険について解説してきました。ここまでの内容を下記にまとめました。
メリット
- 相場から考えても非常に割安な保険料
- シンプルな保障内容で分かりやすい
- 使い勝手がいい保険
デメリット
- 限られた年齢層の人しか加入できないので条件が厳しい
- 保障内容がシンプルなので、がんが心配な方には不安が残る
これらのメリット・デメリットを考えても500円のがん保険の加入は「あり」です。
保険商品の特性上、年齢による条件が厳しいのはありますが、それさえクリアできれば500円で万が一に備えられるのは魅力的ではないでしょうか。
保障内容もシンプルなので分かりにくい点は少なく難しく考える必要はありません。
500円のがん保険単独加入でも、必要な期間だけ保障の上乗せとして加入するのでも使えるので、使い勝手がいい保険です。
保障の上乗せとして加入する場合は、同時にデメリットもなくせるのでおすすめの加入方法です。
月々の保険料がワンコイン程度だったので、正直「お守り代わり」くらいの気持ちで加入していました。でも実際にがんの疑いが出て検査を受けたとき、保険が下りたことで精神的にも金銭的にも本当に助けられました。