
この記事では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方が生命保険・医療保険に加入するための条件について詳しくご紹介します。
また、加入しやすい保険の種類や後悔しないための保険の選び方も紹介するのでぜひご覧ください。
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この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は生命保険や医療保険に入れる?
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?
- あなたは保険に加入できる?簡単診断
- 保険に加入できる可能性が高いケース
- 保険に加入しにくいケース
- 保険に加入できなくても諦めないで!
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で保険に入れない場合の対処法2つ
- 複数の保険を比較するサービスを使う
- 引受基準緩和型保険を検討する
- 保険のプロ(FP)に相談する
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で保険に入る際は告知義務違反に注意する
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも保険がおりる可能性はある
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の保険に関するよくある質問
- 治療費はいくら?
- 薬は保険適用?
- 県民共済やコープ共済に入れる?
- 妊娠・出産の疾患や女性特有の病気一覧
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の保険の加入でお悩みならマネーキャリアに無料相談
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は生命保険や医療保険に入れる?
結論、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された場合でも、保険に加入する場合、多くの場合保険に加入できる可能性が高いですが、場合によっては難しい場合もあるため、条件を確認する必要があります。
これから、帝王切開後に保険に加入できる条件(各保険会社の傾向)を詳しく解説していきます。

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?

多嚢胞性卵巣症候群は20代から30代の女性に発症しやすいとされており、月経不順や不妊といった初期症状が典型的です。
病気が進むと子宮内膜が厚くなりすぎる子宮内膜増殖症や、子宮体がんにつながることもあるとされています。治療せずに長期間放置すると、子宮内膜増殖症や子宮体がんなどの疾患にかかるリスクが高くなるだけでなく、保険の加入も難しくなるため、早期発見・早期治療がとても大切です。
多嚢胞性卵巣症候群は特に長期的な通院や治療が必要になるほか、親族に同じ病気の人がいる場合発症しやすいことから、あらかじめ保険に加入しておくと安心です。
肥満ぎみの方や、家族に同じ病気の方がいる場合は、ご自身とご家族の保険が多嚢胞性卵巣症候群の保障を付帯しているか、保険の確認・見直しましょう。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵に関わるホルモンのバランスが乱れることで起こる症状です。月経不順や不妊につながることもあり、20〜30代の女性に多く見られます。
生活習慣の改善や投薬治療でコントロールできるケースもありますが、長期的に付き合っていく必要があるため、保険を考える上で大切なポイントとなります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状と診断方法
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療方法
あなたは保険に加入できる?簡単診断
保険に加入できる可能性が高いケース
以下の条件を満たしていると、保険に入りやすくなります。
①症状の程度と治療状況
軽症で治療の必要がない、または経過観察のみの場合
②合併症の有無
糖尿病、耐糖能異常、高血圧、脂質異常症、肥満(BMI)などの合併症がない。
③治療内容
ホルモン療法のみで、手術歴や不妊治療中ではない

従来の保険相談のような面談を、対面とオンラインどちらも選ぶことが可能です。
保険に加入しにくいケース
上記の①②③を満たさない場合や以下に当てはまる場合は、加入できる保険が限られる可能性があります。
▼どのようなものが対象になる?
- 最近3カ月以内に、医師から入院もしくは手術をすすめられた。
- 過去2年以内に、病気やけがによる入院もしくは手術をした。
- 過去5年以内に、がん・肝硬変・統合性失調症などの診察や治療を受けた

保険に加入できなくても諦めないで!

※マネーキャリア相談者データより抽出|調査期間:2024年1月~2025年2月
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で保険に入れない場合の対処法2つ

ここからは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が原因で保険に入れない場合の対処法を2つ解説します。
『マネーキャリアの無料オンライン診断』では、PCOSがあっても保険に加入できるか、いくつかの質問に答えることで確認することができます。

複数の保険を比較するサービスを使う
複数の保険を比較するサービスを使うことが大切です。
なぜなら、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された方の保険への加入基準は、保険会社によって異なるからです。
例えば、同じ診断を受けた女性でも「A社の保険には入れないがB社の保険には入れる」というケースは多くあります。
そのため、必ず1つの保険会社ではなく複数の保険会社の保険を検討しましょう。

引受基準緩和型保険を検討する
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でいくつかの保険会社をあたっても加入が難しい場合は、条件付きの保険や引受基準緩和型保険を検討することもおすすめです。
▼多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方が検討する保険の種類
(左右にスクロールできます)
| 通常の保険 (医療・がん) | 条件付きの保険 (部位不担保) | 引受基準緩和型保険 | |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 一般的な 保障が受けられる | 特定の部位以外は 通常の保障が受けられる | 告知項目が少なく 加入条件が緩い |
| 保障内容 | 多嚢胞性卵巣症候群に関わる 保障が受けられる | 限定的 (多嚢胞性卵巣症候群に関わる 保障は受けられない) | 通常の保険と同様 (多嚢胞性卵巣症候群に関わる 保障も受けられる) |
| 保険料 | 通常 | 通常の保険と同様 | 割高 |
保険加入の診断で、保険加入が可能な場合は通常の医療保険・がん保険に加入しやすくなります。
ただし、保険に加入が難しい場合も、条件付きの保険である『部位不担保』や『引受基準緩和型保険』にも入れる可能性があります。

・部位不担保だと帝王切開に関わる保障が一定期間受けられなくなりますが、その他の部位は通常通りの保障を受けることが可能です。
・引受基準緩和型保険は、病歴や手術歴などをお持ちの方向けの保険で、加入条件が緩く入りやすい保険となっています。

保険のプロ(FP)に相談する
保険加入で後悔しないためには保険のプロへの相談がおすすめです。保険は、自分の万が一に備える重要なものであるため、どの保険に加入するべきか慎重に検討する必要があります。
保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)なら、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の状態や治療状況、希望条件に合わせて最適な保険を無料で探してくれます。
相談をする際は、以下のことに気を付けて優秀なFPを選ぶことが重要です。
- 相談料はどれくらいかかるか
- 無理な勧誘がないか
- 信頼に足る実績を持っているか
保険選びは数が多くて複雑なうえに、PCOSのような持病がある場合は「加入できるのかどうか」という不安も重なります。
そのため、保険のプロ(FP)に相談するのが最も安心で効率的な方法です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で保険に入る際は告知義務違反に注意する

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で保険に入る際は、過去の傷病歴や現在の健康状態などについて告知義務違反にならないように注意する必要があります。
生命保険に加入するときの告知事項の例は以下のとおりです。
- 被保険者の過去の傷病歴
- 被保険者の健康状態
- 告知日現在の入院の有無、入院・手術予定の有無
- 過去に医師による治療、疾秒の指摘の有無・内容
- 身体の障害の状態
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも保険がおりる可能性はある

ただし、加入している生命保険によって保障範囲が異なります。
受け取れる保険金や給付金の種類や金額を知りたい場合は、自身が契約している保険の給付内容を確認してみましょう。
PCOSがあると「もし入院や手術をしたとき、保険金はおりるのだろうか?」と不安に思う方も少なくありません。
確かに、告知内容によっては制限がつくことがありますが、PCOSでも保険金が支払われる可能性は十分にあります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の保険に関するよくある質問

ここからは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の保険に関するよくある質問について解説します。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があると「そもそも保険に入れるのか」「共済や一般の医療保険で審査に通るのか」といった疑問を持つ方は多いです。
実際、共済など一部の保険では健康状態により加入できないケースがありますが、民間の保険会社には条件が柔軟な商品や持病があっても加入できる医療保険があります。
治療費はいくら?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療方法には「排卵誘発」「人工授精」「体外受精」などの方法があり、どの治療方法を選択するかで治療費は異なります。
それぞれの治療費は医療機関によっても異なりますが、目安は以下のとおりです。
- 排卵誘発剤:1クール(1ヵ月)あたり40,000円から60,000円程度
- 人工授精:1回あたり25,000円から35,000円程度
- 体外受精:1回の治療で400,000円から600,000円以上
薬は保険適用?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の薬は保険が適用されます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の代表的なピルは避妊目的では保険の適用外ですが、婦人科の治療で使われる場合には保険適用となります。
また、排卵誘発剤も保険適用です。
元は保険の適用外でしたが、令和4年4月の不妊治療の保険適用を受けて保険適用薬となりました。
県民共済やコープ共済に入れる?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも、告知項目に該当しなければ県民共済やコープ共済に加入できる可能性が高いです。
ただし、少しでも告知項目に該当していたら県民共済やコープ共済に入ることは難しくなります。
一方で、民間の生命保険の場合、加入希望者のそれぞれの状況に合わせて柔軟に加入可否を判断するため、県民共済やコープ共済には入れないけど民間の生命保険なら入れるパターンがあります。
そのため、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方が共済への加入を検討する場合、民間の生命保険への加入も同時に検討しておくことをおすすめします。
妊娠・出産の疾患や女性特有の病気一覧

妊娠や出産に伴う疾患、そして女性特有の病気は数多くあります。
さらに、妊娠・出産時には切迫早産や帝王切開といったリスクもあり、医療費がかさむこともあります。
こうした病気やリスクを考えると、事前に医療保険へ加入しておくことは大きな安心につながります。
◆妊娠に関する疾患
異常分娩、妊娠高血圧症候群、合併症妊娠、乳腺炎
◆卵巣に関する疾患
卵巣がん、卵巣炎、急患の卵管炎、付属器炎、卵巣機能不全
◆子宮の疾患
月経不順、子宮腺筋症、内膜ポリープ、子宮頸がん、子宮筋腫
◆肝臓の疾患
肝硬変、肝がん、肝炎
医療保険などに加入していれば、女性疾患に備える必要はないのではと考える方も多いですが、女性特有の病気にかかった場合、入院費や治療費が高額になり、保障が足りなくなる可能性があります。
そのため、なるべく健康な状態で保険に加入しておき、万が一の負担を減らすことが鉄則です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の保険の加入でお悩みならマネーキャリアに無料相談

こちらの記事では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された人が加入できる生命保険について解説しました。
記事のポイントは以下のとおりです。
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方でも保険に入れる可能性はある
- 保険に入れない場合は、保険加入の条件が緩い引受基準緩和型保険を検討することや、保険の専門家(FP)に相談することが効果的
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で保険の加入可否や保障内容に不安がある方は、「マネーキャリア」への相談がおすすめ
PCOSがあると「自分でも保険に入れるのか」「どの保険なら安心できるのか」と悩んでしまう方は少なくありません。
一人で探そうとしても、条件や告知内容が複雑で分かりにくく、結局あきらめてしまう人もいます。
そんなときこそ、保険の専門家に無料で相談できるマネーキャリアを活用するのがおすすめです。
マネーキャリアなら、PCOSのような持病がある方でも、経験豊富なFPが一人ひとりの状況を丁寧にヒアリングし、加入できる可能性のある保険をスピーディーに提案してくれます。
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