保険加入時に睡眠薬(マイスリー・デパス)の服用はばれる?加入できるケースや告知義務

保険加入時に睡眠薬(マイスリー・デパス)の服用はばれる?加入できるケースや告知義務

「睡眠薬を飲んでいると生命保険や医療保険に加入できない?」
「睡眠薬の服用を告知しなかったらあとで保険会社にばれるの?」

 

睡眠薬(マイスリー・デパスなど)を服用している方は少なくありません。そのため、加入時の審査に対する不安から、保険への加入をためらっている方も多いのではないでしょうか。

 

実際には、睡眠薬を服用しているからといって、必ず生命保険・医療保険へ加入できないわけではありません。

 

この記事では、睡眠薬を服用している場合に保険会社へばれる理由や告知義務、保険へ加入できるケースを詳しく解説します。

  • 睡眠薬を服用していても保険へ加入できるのか知りたい方
  • 睡眠薬服用の告知をしなかった場合のリスクや加入しやすい保険の選び方を知りたい方

この記事を読めば、睡眠薬を服用している場合でも保険へ加入できる可能性が分かります。

この記事のポイント
  • 睡眠薬を服用していても症状や治療状況によっては保険へ加入できる可能性がある
  • 保険会社へばれる仕組みや告知義務違反となるケース
  • 加入が難しい場合の選択肢や「引受基準緩和型保険」
  • どの保険へ加入できるか迷った時は複数社を比較できるFPへの無料相談がおすすめ

告知義務違反を避けた正しい告知方法や、加入が難しい場合の対処法も詳しく紹介します。将来のリスクに向けて、自分に合った保険を安心して選択していきましょう。

井村FP
井村FP

保険会社によって審査基準は異なり、同じ症状でも加入できるケースがあります。

 

一方で、告知義務違反は将来の給付金・保険金に影響する可能性があり、加入前に自分の状況を整理しておくことが重要です。

睡眠薬を服用していても加入できる保険を比較
監修者「井村 那奈」

監修者井村 那奈ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。

保険に入るとき睡眠薬の服用は保険会社にバレる

保険に入るとき睡眠薬の服用は保険会社にバレるため、保険会社に伝えることは必須です。


睡眠薬の服用は、不眠症などの健康状態を示す重要な情報であり、保険会社はこの情報をもとにリスク評価を行います。


告知義務違反が発覚すると、保険金の支払いを拒否されたり、保険契約が解除されて保険金が支払われない可能性があるため、正直に告知することが重要です。


睡眠薬を服用していても、症状が軽度で短期間の使用であれば、多くの場合問題なく加入できるため、隠すリスクを冒すよりも正直に告知する方が賢明な選択です。

睡眠薬を飲んでいますが、保険に入りたいんです。でも告知すると加入できないかもしれないと心配で...


隠しても大丈夫でしょうか?

井村FP
井村FP

睡眠薬の服用を隠すのはリスクが高いですね。

 

保険会社は保険金請求時にカルテを確認することがあり、その際に未告知の服用歴が発覚すると、告知義務違反で契約解除や保険金不払いになる可能性があります。

そんなリスクがあるんですね!でも正直に告知したら絶対に加入できないのでは...と不安で。睡眠薬を服用していても入れる保険はないのでしょうか?
井村FP
井村FP

睡眠薬を服用していても、保険へ加入できる可能性は残っています。

 

告知すべきか悩んだ時やどのような保険を選べば良いか悩んだ時は、保険の専門家であるFPへ相談してみましょう。

睡眠薬を服用していても保険に入れる?

睡眠薬を服用していると保険に入りにくい理由

睡眠薬を服用していると保険に入りにくい理由は以下のとおりです。

  • 不眠症は精神疾患として扱われるため
  • 生命保険には病気の告知が義務付けられているため

これらの理由から、保険会社は睡眠薬の服用を精神疾患の一症状として捉える傾向があります。

不眠症は精神疾患として扱われるため

睡眠薬を服用していると生命保険への加入が難しい理由の一つは、不眠症が精神疾患として扱われるためです。


睡眠薬は単に眠るための薬ですが、保険会社は不眠の原因がメンタルの不調によることが多いと考えています。そのため、うつ病や不安障害などの精神疾患の一症状として捉えられることがあります
 
精神疾患は再発や長期化のリスクが高いと判断されるため、内科的な疾患よりも保険引受の際に慎重な審査が行われます。
 
特に長期間の睡眠薬服用は、根本的な問題が解決していない可能性を示すため、保険会社にとってリスク要因となります。

生命保険には病気の告知が義務付けられているため

睡眠薬を服用していると生命保険への加入は難しい理由の二つ目は、生命保険には病気の告知が義務付けられているためです。
 
保険加入時の告知書には、過去の診察歴や処方薬に関する質問があり、睡眠薬の服用は必ず申告する必要があります
 
睡眠薬の服用歴を隠して契約すると告知義務違反となり、後日発覚した場合は契約解除や保険金不払いなどのペナルティーが生じます。
 
保険会社は保険金請求時に医療機関への照会を行うことがあり、また保険会社間で情報共有もされるため、たとえ隠してもはいずれ発覚する可能性が高いです。

睡眠薬を服用していても保険に入れるケース

睡眠薬を服用している場合でも、生命保険・医療保険へ加入できる可能性があります。ただし、加入可否は睡眠薬を服用しているかどうかだけで判断されるものではありません。

 

保険会社は、不眠症の症状や通院状況、服薬期間、治療経過など告知内容を総合的に審査しています。

 

まずは、ご自身がどのケースに当てはまるのかを確認し、加入できる可能性の目安を把握しておきましょう。

状況

告知の必要性

加入できる可能性

市販の睡眠改善薬のみを使用

原則不要※

高い

睡眠薬を処方され現在服用中

必要

症状や治療状況による

睡眠薬の服用終了から5年以上経過

告知期間や審査内容による

加入できる可能性がある

不眠症で現在通院中

必要

保険会社による

引受基準緩和型保険

必要

加入できる可能性が高い

※商品や告知内容によって異なるため、契約時の告知事項を確認してください。

市販の睡眠薬を飲んでいる場合

市販の睡眠薬を服用している場合は、多くの保険会社で告知の必要がないため、比較的スムーズに保険に加入できる可能性が高いです。

 

市販薬は医師の処方を必要としないことが多く、「医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがありますか」といった質問に「いいえ」と答えることができます。

 

ただし、市販薬であっても長期間の連続使用や常用は健康上の懸念があり、使用状況によっては別の健康問題として審査に影響する可能性もあるため注意が必要です。

服用から5年以上経過している場合

睡眠薬の服用から5年以上が経過している場合は、多くの保険会社で告知対象期間を過ぎているため、保険加入の可能性が高まります。

 

保険の告知書では、過去の病歴や服薬歴について質問されますが、その対象期間は一般的に「過去5年以内」とされていることが多いです。そのため、5年以上前に処方された睡眠薬については、告知の必要がない場合がほとんどです。

 

ただし、保険会社によって告知対象期間は異なる場合があります。

 

中には3年や10年など、独自の基準を設けている会社もあるため、申込前に確認することが重要です。

睡眠薬の種類によって審査へ影響することがある

保険会社は、睡眠薬を服用しているという事実だけで加入可否を判断するわけではありません。

 

処方されている睡眠薬の種類や処方目的、現在の症状、通院状況などを総合的に確認したうえで審査を行うのが一般的です。

睡眠薬の種類

代表例

審査で確認されるポイント

ベンゾジアゼピン系

デパス、ハルシオンなど

処方目的・服薬期間・症状

非ベンゾジアゼピン系

マイスリー、ルネスタなど

通院状況・現在の症状

オレキシン受容体拮抗薬

デエビゴ、ベルソムラ

診断内容や治療経過

メラトニン受容体作動薬

ロゼレム

処方理由や治療状況

※薬の種類だけで加入可否が決まるわけではなく、症状や通院歴などを総合的に審査されます。

 

たとえば、同じ睡眠薬を服用していても、安定した症状か治療を継続しているかによって、審査結果が異なることがあります。

 

そのため、「この薬だから加入できる」「この薬だから加入できない」と自己判断することはおすすめできません。

 

加入時には、服用している睡眠薬の名称や服薬期間、診断内容などを告知書へ正確に記載し、保険会社の審査を受けることが大切です。

井村FP
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睡眠薬を服用していても加入できる保険は、保険会社ごとに審査基準が異なります。

 

自分に合った保険を見つけるためにも、複数社を比較して検討しましょう。

服用している睡眠薬でも保険に加入できる?

睡眠薬で保険に入れない場合の対処法

睡眠薬で保険に入れない場合の対処法は以下のとおりです。

  • 引受基準緩和型保険を検討する
  • がん保険だけでも加入しておく
  • 複数の保険会社を比較する
  • 保険の専門家(FP)に相談する

上記の対処法を把握することで、睡眠薬を服用していても適切な保障を確保できる可能性が高まります。

引受基準緩和型保険を検討する

睡眠薬服用者が生命保険へ加入するための一つ目の方法は、引受基準緩和型保険を検討することです。

 

引受基準緩和型保険とは、普通の生命保険よりも審査基準が緩やかになっている保険です。

 

よって、睡眠薬を服用中の場合でも保険会社の告知に該当しなければ加入できる可能性が十分にあります。

 

引受基準緩和型保険では、健康状態に関する告知が3〜5問程度の「はい」か「いいえ」で答えられる設問になっている場合が多く、基本的にそれらの質問に全て「いいえ」と答えられた場合は申し込むことが可能です。

 

例として、以下のような告知項目があります。

  • 現在入院中ですか?
  • 過去3ヶ月以内に入院や手術をすすめられたことがありますか?
  • 過去2年以内に病気や怪我で入院したことや、手術したことはありますか?
  • 過去5年以内に癌で入院や手術をしたことがありますか?

なお、引受基準緩和型保険は、通常の保険よりも保険料の負担が大きくなったり、保障内容が限定されていたりする場合が多々あります

がん保険だけでも加入しておく

睡眠薬服用者が保険に加入する方法として、がん保険を検討する選択肢があります。

 

がんと精神疾患には因果関係がないと判断されるため、睡眠薬を服用していても多くの場合、がん保険には加入できます。

 

日本人の2人に1人ががんになるといわれる現代、医療保険や生命保険が難しくても、がんリスクだけでもカバーしておくことは重要な対策となります。

 

また、がん保険の特約で死亡保障を付けられる場合もあり、部分的な生命保障も確保できる可能性があります

複数の保険会社を比較する

睡眠薬の服用で一社の保険会社から断られても、すぐに諦める必要はありません。

 

保険会社によって引受基準は大きく異なり、ある会社では加入を断られても、別の会社では問題なく加入できることがあります

 

特に睡眠薬の種類や服用期間、服用理由によって判断が分かれるため、複数の保険会社に相談することが重要です。

 

また、同じ保険会社でも商品によって引受基準が異なることもあるため、様々な商品を比較検討することもおすすめです。

保険の専門家(FP)に相談する

睡眠薬を服用している場合は、保険会社ごとに審査基準が異なります。そのため、1人で保険を選ぶのではなく、保険の専門家であるFPへ相談するのもおすすめです。

 

FPには守秘義務があり、相談内容が保険会社へ伝わることはありません。告知義務違反が心配な場合でも、まずは現在の服薬状況や通院歴を整理し、適切な加入方法について相談できます。

 

また、睡眠薬の種類や不眠症の症状、治療状況などを踏まえ、通常の生命保険へ加入できる可能性をアドバイスしてくれます。

 

加入が難しいと判断した場合は、引受基準緩和型保険も含めた複数の商品を比較・提案してもらえるのもメリットです。

 

自分で保険会社を探す手間を減らしながら、自分に合った保障を見つけやすくなるでしょう。

井村FP
井村FP

保険会社によって引受基準は異なります。

 

加入できる可能性がある保険を見逃さないためにも、1人で判断せず複数社を比較することが大切です。

1人で判断する前に保険のプロへ相談

生命保険の主な告知内容

生命保険の主な告知内容は以下のとおりです。

  • 現在の通院・服薬状況
  • ここ数年の怪我や病気の申告
  • 最新の健康診断の検査結果の告知

これらの情報をもとに保険会社はリスク評価を行い、引受の可否や条件を決定します。


告知内容に虚偽があると、後から告知義務違反として契約解除や保険金不払いとなる可能性があるため、正確に記入することが重要です。

現在の通院・服薬状況

生命保険の告知書では、現在の通院状況や服薬状況について詳しく質問されます。

 

「現在、医師の診察・検査・治療を受けていますか」「医師から処方された薬を服用していますか」などの質問が一般的です。

 

睡眠薬を現在服用している場合は、薬の名称、服用頻度、服用理由、処方医療機関などを正確に告知する必要があります

 

精神科や心療内科への通院歴がある場合も、その頻度や診断名、治療内容などを告知することが求められます。

過去の病歴・受傷歴

多くの保険会社では、過去5年以内の病歴や受傷歴について質問されます。

 

また、過去の精神科や心療内科への通院歴、不眠症の診断歴、睡眠薬の処方歴なども正確に告知することが重要です。

 

告知対象期間を過ぎた病歴については、基本的に告知する必要はありませんが、保険会社によって基準が異なるため注意が必要です。

最近の健康診断結果

保険会社は最近の健康診断結果についても質問します。

 

「過去数年以内に、健康診断や人間ドックで異常を指摘されたことがありますか」という質問に対し、指摘された場合はその内容や経過を記入します。

 

睡眠薬の服用自体は健康診断では直接指摘されませんが、不眠の原因となっている可能性のある健康上の問題が指摘されていれば、それも告知する必要があります

 

健康診断の結果は、全体的な健康状態を示す重要な情報として審査に影響するため、正確に記入することが大切です。

睡眠薬を告知しなかった場合のリスク

告知対象となる睡眠薬の服用歴や通院歴があるにもかかわらず申告しなかった場合は、告知義務違反となる可能性があります。

 

保険加入後、保険金や給付金を請求することになった時、保険会社は医療機関への問い合わせや診療記録を確認することがあります。

 

その過程で、睡眠薬の服用歴や通院歴が判明し、告知義務違反が発覚するケースも少なくありません。

 

告知義務違反が認められると、契約が解除されたり、給付金・保険金が支払われなかったりする可能性があるため注意が必要です。

 

なお、「契約から2年経過すれば告知義務違反は問題ない」という考えにはリスクが残ります。故意に重大な事実を隠して加入したと判断された場合は、2年以上経過していても、契約取り消しとなることもあります。

 

保険へ加入する際は自己判断で申告を省略せず、睡眠薬の服用状況や通院歴などを正確に告知することが大切です。

井村FP
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「少しくらいなら告知しなくても大丈夫」と自己判断することはおすすめできません。

 

不安な時は加入前に申告内容を整理し、正しい内容を申告することが将来の保障を守ることにつながります。

正しい告知で安心して加入する

睡眠薬(マイスリー・デパスなど)を飲んでいても生命保険への加入はできるかのまとめ

 

この記事では、睡眠薬の服用と保険加入の関係について解説しました。

 

睡眠薬を服用していると保険加入が難しくなる理由として、不眠症が精神疾患として扱われることや、生命保険には病気の告知が義務付けられていることなどがあります。

 

ただし、睡眠薬の服用で保険に入れない場合の対処法として、引受基準緩和型保険の検討、がん保険への加入、複数の保険会社の比較、保険の専門家への相談などの選択肢もあるため諦める必要はありません。

 

睡眠薬を服用していても、諦めずに複数の保険会社を比較したり、専門家に相談したりすることで、適切な保障を確保できる可能性はあります。

 

保険の専門家に相談して、自分の健康状態に合った最適な保険選びをしましょう。

井村FP
井村FP

睡眠薬を服用している場合でも、保険会社によって加入できる可能性は異なります。

 

自己判断で諦めたり、告知内容を迷ったまま申し込んだりする前に、一度FPへ相談して最適な選択肢を確認しましょう。

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